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#18さつまいも重さ当て大会で、努力と結果が比例しないことを学ぶ。努力したから結果が出るわけじゃないよ。ただ、努力しないと結果が出にくいのは事実。(貧困幼少期からNPO代表理事までを100日で振り返る)

昨日、理解できる・できないの間を埋めたいと思うようになったキッカケを書きました。

今日はさつまいもから、教えてもらった体験を・・・

ビギナーズラックならぬ、おねむりラック!?

毎年、学校の畑で育てたサツマイモを収穫し、その年の重さが何kgかを当てる全校生徒コンテストがありました。サツマイモが銀色のバケツに入って廊下に展示されたら、開始の合図でみんな必死に考えます。

頑張るのは、全員の前で表彰されるからです。

年によってバケツの数は違うものの、ヒントで1バケツだけはさつまいもの実際の重さがバケツに貼りつけてあります。それを参考に、数字を考えるのです。私は2回全力で向き合った結果に対して、報われなかった事から落胆を感じていました。

(一生懸命考えてもあたらないから、もう考えるのは馬鹿らしいな・・)

自分が頑張ったら、それに見合う結果がすぐに欲しいと思っていたのです。

ただ学年が変わった新担任先生が思い付きで、サツマイモの重さを考えに行こう!と全員を引率し、銀色をバケツを覗きにいくことになりました。

(なんで、昼休みにこんなに面倒なことを全員にさせるのだろう・・)

ただ、人の顔を伺いながら過ごし始めていたので、面白くないといった態度をとると、楽しくしている人たちに水を差すことになるので、本音は口には出せません。

今すぐ目を閉じたら歩きながらでも眠れる気もしながらも、みんなの列に合わせて、サツマイモの前まできました。眠くて眠くて仕方がないので、口の中で頬の内側を噛んで眠気をごまかしてみたり、周りの会話に相槌を打つように首を上下に動かして、眠気を飛ばそうとしていました。

みんながバケツを見ながら予想している中で、眠いので適当な数字を書いて応募箱に投函し昼寝をしました。

「今年のサツマイモの重さは(***)kgです。」

自分の頭に浮かんだ数字で、何の根拠もありません。

しかし、後日私は全校生徒の前で呼び出され、実数値と近似値の重さを3番目に近い形であてていました。

(えっ!!!あれ・・あたったん・・・!?)


適当にしたことで全校生徒の前で表彰されることに、拍子抜けしてしまいました。数字の背景は誰も知らないので、賞賛してくれるのですが、自分にはその数字の根拠もなかったので無理に喜んだふりをしました。

(あんなに必死に考えた時は一度もかすりもしなかったのに、今回あんな居眠り状態で書いたら表彰されるってなんだこりゃ・・・。しかもなんかちょっと後ろめたさと恥ずかしさがあるな‥)

この時に"自分の勘"ということを信じることができる自分になれました。、迷って答えが出せない時の”救いの直感”に頼った後に後悔しないという力です。

努力したら報われるって言う大人は多くいましたが、努力が必ずしも結果に繋がらない事もある事は、早い段階で教えてほしかったと思っています。全てが努力と比例しているわけじゃないからこそ、くだらないことであっても、努力しても結果が出なかった時に、結果を出せない自分に大きく自信喪失するからです。

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ささいなことで人生は変わると信じています。
それは、人生の大きな決断の手前にあるキッカケになるのではないかと。節目を思い出すと決断の前には、ささいなキッカケがあったからです。見て下さったあなたの何かのキッカケになればと思って綴っています。
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