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子に育てられてる親のはなし。2

こんにちは!夢カメラです。

ぼくには子供が2人いますが、
上の子が生まれて親をはじめてから、
そろそろ11年が経とうとしています。

そこで、「子に育てられてる親のはなし
という記事をUPして、
初の子育て開始から寝られない日々
想定外に続き、
見事なまでの先制パンチを味わった
ところまでを話しました。

ぼくたちは結婚してから、これまで
3回引っ越しをしているのですが、
今回は最初の引っ越しの話を含めた話です。

どうぞお付き合いください。
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スーパーなママ友さん

(前記事から時間を少し早送りして)
子が5か月から1才3か月くらいの間は、
小さい問題(健診で耳が引っかかるなど)
はありつつも、
大病もなく順調に育ってくれていた。

その頃、奥さんがよく家で話したのは、
産院で知り合い同時期に出産した
ママ友さんグループの話。

「次の○○予防接種いつ?」とか話題になったら、
母子手帳を見ていても、忘れちゃいけないけど
忘れがちな
ベビーイベントの再確認ができるし、
ベビーマッサージ教室」とか「保育付き習い事
とか、未知の情報をくれて、さらに誘ってくれる
まさに有益な集いの場。(Clubhouseみたいなもの?)

中心となっているママさんは、
親子でいろいろな教室やプール(!)
と習い事をして育児もして、家事もして、
さらにブログで育児日記もやって。
おそらく子育ては同じように大変なはずなのに、
楽しそう。
「本当に1人目ですか?」(;・∀・)
と聞きたくなるような
スーパーなママ友さんで、研究熱心でオープン。

スーパーママ友さん

(スーパーなママ友さんイメージ)

そのバイタリティーに圧倒されて(全然圧倒してきてはない)
奥さんは流れに乗って、なんとなく体験行ってみるけど
ずっとは無理かな、一回行けばいいかな、
みたいな感じだった。

【自分たちも、あそこまでは出来なくても楽しみたいなぁ】

他の子に比べると うちの子は少し
寝返りも つかまり立ちも 話すのも遅くて…。

何も問題ないし、今考えれば子一人一人確かにその通りなんだけど、
当時の奥さんとぼくは、他の家庭の子を
【すごいな~】
【習い事するとこんなに成長早いの?】
と経済的にも知識的にも、何だかんだ言って眺めるしかなく、
劣等感にも似た気持ちが湧いてしまい
その輪の中にいるのがしんどい時もあった

ママ友会3

比べても仕方ないのは分かっている。

でも、「ウチは成長遅いのかな?」「将来に大丈夫かな?」と、
教育サイトをみて、子の養育本も気になって買って読むけど
あまりピンとこない。
少し取り入れては、自分たち親も子も
その通り出来ないことに悶々としている自分たちがいて、
せっかくの良い本達も、本棚が定位置になった。

それでもわが子は、ある日突然トーマスの動くおもちゃを
追いかけ叩き潰したくてハイハイしだす。

はいはい


また別のある日は、BGMをかけていた
ソニーの音楽プレーヤーを
おしゃぶりするのにハマっていて、
届かないところに置いておいたら、
音を頼りに移動し、急につかまり立ちをしだした。
(まもなく音楽プレーヤーは永遠に静かになりました ( ノД`)シクシク…)

ぼくたち夫婦にとっては初めての子育て。
わが子の成長に親の勉強が追い付いていない感覚
焦っていただけなのだ。

何かに追われて情報を入れすぎて、
まるで【わんこそば】のようだっただけだ。(笑)

安心したくて寄りかかりすぎて、他人の意見に頼りすぎていた。
「他人軸だった」ことにある時気付いた
良く見てたら気付く。
不安からは良いものは生まれない。
多分、育児あるあるではないですか?

興味を示したことを注意深く見てみる。
トーマスが好きからの電車が好き。(親に似て)
だっこ紐で散歩すると、外を見たくて
イナバウアーをして
落ちそうになる。(←荒川静香さんです。わかりますか?)

もっと自分の子をみよう。
そうだ、自分たち夫婦はのんびり。
のんびり子育てをしてみよう
・・・

子どもが出来る前は、国内を旅行するのがすきだった。
ちょっと遠出もしてみたいな。そんな風に思いはじめた。

要は自分たちに、経験が少なくて自信と確固たる軸がない状態による悩み。

親として独り立ちするためには、
自分達が無理なく「自分達らしく」行動してみよう。
それなら出来る。

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「西側」への日帰り小旅行

当時住んでいたアパートは、
実家にも1時間以内で 会社にも1時間以内の閑静な立地。
実家近いのはいろいろ助かるし、通勤するにはまあまあ良かった。
新婚当初にそういう観点で賃貸物件を探したから、まあそうなのだが。
今振り返っても、その選択はふつうに良かったと思う。

関東地方を(東京駅を中心に)「西側」と「東側」のエリアに二分すると、ぼくたちの住んできたエリアは、ずっと「東側」。

関東の東側は、べんりな商業施設も夢の国など魅力的な遊園地も
数多くあって、思い出も大好きな場所もいっぱいある。
むかしから住んでいるので、地図やナビを見ずとも、
道路標識や景色を見れば、一方通行地獄以外は感覚で分かる

その頃は、近所の公園だけでは飽き足らず、
なんでも揃うショッピングモールで
子どもの大好きな散歩を兼ねたお買い物へ
よく行った。(モール最高ですよね!)

おでかけ

さらに慣れてきたところで、国内旅行好きの僕たち夫婦は
「プチ遠出をする」ようになった。
ついに、お出かけ難易度レベルを徐々に上げていく。(前向き!)

意外に大変なお出かけ準備(離乳食、適温のお茶、オムツ数や着替えなど)も徐々に慣れていって、優先度の低い安いものは行った先で調達すると決め、それにつれて行動範囲も徐々に広がっていった。

その頃、ぼくたち家族は、小さい頃から慣れ親しんだ世界だけではなんとな~くリフレッシュできてないと感じていたからだ。

年に1回2回の遠くへの旅行よりも、土日祝日、
その内の一日を電車か愛車のデミオに乗って、
別の雰囲気を味わうため「西側」への
日帰り小旅行を数多くすることにした。

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物件探しは夢探し

そうして「西側」で過ごしていたある日の休日、
ベビーカーで、疲れてスーピースーピー眠るわが子を見ながら、奥さんが「こんなに西側に来るなら、住んじゃいたいね」と呟いた。

【確かにこう何回も行っていると、結構な電車賃とガソリン・有料道路代、
食事代をかけているし、もったいないかも?】
さらに、
【なぜかわからないけど、コッチでは時間がゆっくりしている感覚を味わえてるかも?】
そう思ったら、なんだか久しぶりにワクワクしてきた

考えてみたら、ぼくは小さい頃と大学一人暮らし時代は西側に住んでいたので、まるで知らないわけでもない。
懐かしさすらある。
今のところからより神宮もハマスタも近いじゃないか!(そこかい)

【こりゃもう、日常にしてしまうのも良いかもしれない。】


そう思ったら、賃貸住宅サイトを見て気になっては予約。
西側への小旅行は、物件を決めるまでは内覧を兼ねるようになった。

街並みを見て、教育環境やチャリで行けそうな遊び場をチラチラ見て回って家族連れの雰囲気を見たり、そこで生活している自分たちを想像する。

間取り


物件探しは夢探しだ。(迷言生まれました)
なんだろう、この楽しさは。
値段を見て現実に戻されること、多々ありだけれど(笑)
これはもう、探すだけなら趣味になってしまうかもしれない

実際、引っ越し予定がない現在でも「物件ファン」というサイトを定期的にみてしまうくらい好きになったのだった。

それに、物件探しで幸せを想像してどこが良いか?しか考えずワクワクしていたら、細かいことは悩まなくなった。
だって、子どもは走って転んで泣いて笑って元気だし、それで十分。

僕たち夫婦の劣等感は、いつのまにか話題にならなくなった。外出してすっきりして、物件を探したりしているうちに
自然と「他人軸」から「自分軸」になれたのかも。

そうして自分たちがどう生きたいか?
選んで決めた場所は、職場からも実家からも、
めっちゃ遠いところになった(笑)

都内は高くて郊外になり、
郊外も条件と環境をいろいろ考えると、
どんどんどんどん中心から離れていく。
でも、最後は一番直感的に住みたい!
と思った街に決めることが出来た。


不安であった定期代は遠くても出ると確認し、(←重要)
もしかして反対?と心配していた両実家にも話したが、
外国行くわけじゃないからいいんじゃない?とクリア!

晴れて契約となり、奥さんもママ友さんたちに
別れを切り出すタイミングに迷いながらも、
引っ越しすることを伝えることが出来て、一安心。
アルバム写真までいただいて(お世話になりました!涙)
一か月後、引っ越し完了。

住み慣れた街から出て、
楽しみながら家族で強くなるために。
まずは、納得してスタートラインに立てたのだった。
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ぼくはというと、通勤時間が飛躍的に伸びた(笑)
通勤往復で1日の約4分の1の時間を過ごすのは、
勿体ないと思う人が多いと思うけれど、
電車好きスポーツ雑誌好きのおじさんには、
そうでもないのだ。

このおじさんにとっては、
せわしない短い距離の通勤よりも実は楽しい。

新宿発の急行は、始発なので待てば座れるし、
疲れた時は、ちょっと500円を足して特急券で、
カッコよくて揺れの少ない特急電車に乗る。

スポーツ雑誌が一冊読み切れる自分時間を、
人知れず楽しめる。
(鉄道好きには自信を持ってお勧めします(^^♪) )
ぼくは「乗り鉄リーマン」。

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≪会社こぼれ話≫
会社の人からは、この引っ越し
とてもとてもビックリされ、
ある意味、数奇な目を向けられた。
そりゃそうだ、普通に考えたら、
「実家に呼ばれて実家から仕方なく通う」
距離に
「実家からわざわざ遠くに引っ越して通う」
のだから。

「こうしなきゃいけないのかな」という
凝り固まっていた常識を破っていくと、
ぶっ飛んでると周りも認識してくれて、
意外と過ごしやすくなったりする。
これがあの噂の【セルフブランディング】
というやつだろうか


なぜだか良くわからないが、
少しずつ自分軸の選択が出来るようになっていくものだ。

悩んだ先に、頭がパンク。良く分からなくなったら、
素直になりある時ふと気付くの繰り返しで、
いつも少し冷や冷やする人生だけど。

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次回は、「子に育てられてる親のはなし。3」
として、
引っ越し後やってきた試練と親としての覚悟がついた話
について書きたいと思います。


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