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軽井沢ほっち園の春(2023年4月~5月)

一年前の、長野県北佐久郡軽井沢発地にある「ほっち園」の作業風景。

「浅間おろし」と言われる浅間山から吹く春の嵐に煽られながら、風を除けて陽を通す透明ビニールマルチを張る。
表裏や中心線に注意しながら、痛み防止と外しやすいように肥料袋の切れ端を挟んで、クリップで留める。

畝の最初と最後は、ダブル杭=鉄製のU字の杭にクルクルと巻き付けて、斜め45度に差してしっかり固定。
畝の上に見える縦の線の凹みは、支柱で上から土を押さえて付けたもの。
ニンジンやネギ等の種を筋蒔(すじま)きする時、このくぼみに沿って蒔いていく。

こちらはビニールではなく風を通す網目状、虫や鳥から植物を守る為のネット。
保温効果は少なく、細い銀色の線がキラキラして鳥除けになる。

6月に畑の一画に井戸を掘るまでは、軽トラで1分の場所から20L水タンクをいくつも運ぶのが日課だった。
黒マルチには、それぞれの野菜に合った間隔=株間で穴を開ける。

ツルが伸びる野菜を空中栽培する時は、細い畝をふたつ立てて、パイプでアーチを作る。左右と上に直線のパイプで固定するのでとても頑丈。

酵母水(天然酵母菌+廃糖蜜)や納豆菌水(納豆や納豆を包んでいた藁)を作る。

広い畑を耕してくれる耕耘機は頼もしい存在!
絡んだ草や土は落として、負担がかからないように。

育てる野菜によって、いろいろな種類の肥料の割合を計算。
テミ(オレンジ色のちりとりみたいなカタチの農作業用品)の上で調合して、そのまま畝に撒く。

二つのテミを重ねて、混ぜたり、分けたり。

何度も耕耘していくことで、雑草が生えなくなり、土が柔らかくなる。石やゴルフボール(?!)が掘り出されることも。

石や草だらけだった場所が、何度も除草して、耕耘を繰り返し、畝を立てて、肥料や酵母水を撒いて、ビニールマルチを張り、徐々に畑らしさが出てきて愛着も湧いてくる。

前の年に干してあった唐辛子を、パチパチとハサミで切って「鷹の爪」に。
揺らすと中の種がカラカラ音がする。

枝豆の種は、大豆そのまま!水に一晩浸けてから播種。
(モニターのサイズによってはほぼ原寸大かも~)

閉めたままだと気温が上がり過ぎるので、風通しを良くする為に裾を持ち上げたら、強風でクリップだけでなくビニールまで飛ばされそうに。

そこで、マイカ線(農業用ビニール紐)を交互に斜めにダブル杭で留めて、押さえにした。

日中の熱い時間帯は、マイカ線を動かすことなくビニールだけたくし上げることが出来た。

ほっち園には1、2、3の畑と、果樹を植える川沿いの部分がある。
畝立て直前に耕耘して水を撒くと、畝がキレイに出来ると判明。

トウモロコシの粒をひとつひとつ縦に差すようにして、セルトレイに播種。
トウモロコシの種もトウモロコシそのまま!

雄大な浅間山とすぐ近くに見える雲!

納豆を包んでいた藁を細かくして酵母水に散らす。

うねっこ(耕耘機)のカバーは、レインコート!
車と同じでカバーをした方が故障や劣化を減らせるそう。

花豆やキュウリやカボチャを栽培するアーチパイプ。
角度や長さも色々あるので混ざらないように。

側溝の水の透明度が高い!水耕栽培化している草達!

桜の花びらが軽トラの荷台に🌸

白とピンクの丸っこい花弁が愛らしい、リンゴの花🍎

気付くともりもり生えてくる雑草に、草刈り機(スパイダーモアー)が大活躍!

軽トラ(SUZUKIキャリイ)は畑の野菜に欠かせない水運搬に大活躍!

虫・鳥除けネットの内側に可愛い芽が出てきて、ほっこり🌱

ゴールデンウィークに農業体験に来て下さった、小学生のきょうだいが二人ずついらっしゃる2家族。
ナスの定植やインゲンの播種をして最後に水やりをするまで、大盛り上がり!

こちらは、リンゴの苗を協力し合って2本植樹してくれたお兄ちゃんと弟くん。
大きなシャベルで深く掘って、ギュッと押さえて「大きく育ちますように!」

畑の近くの散歩道の川沿いに、白樺の木々。

華やかな八重桜🌸

スズランみたいな生垣でお馴染みの、ドウダンツツジ。

穏やかな山景色に囲まれた「軽井沢ほっち園」の畑。

冬の間は寒々しかった風景に、タンポポや緑が広がってすっかり春に🌻

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