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#俳優
感情と身体感覚のリンク:からだことばを使った演技トレーニング
「あのデアゴスティーニが喉から手が出るほど欲しい。」、「店員は鼻息を荒くして期間限定商品を勧めてきた。」、「彼の指摘を聞くのは耳が痛い。」などの文章は、実際には体は動かしてないけれど、感覚や内的な動きを通して意味を生んでいます。私たちはそれを頭だけでなく、身体感覚を通して直接的に知ることができます。
こうした身体と心がつなげ意味を作り出している慣用句をからだことばと言います。こうした慣用句で私た
役の力関係「ステータス」
関東を中心に演技を教えている秋江智文です。専門はマイケルチェーホフ演技テクニックですが、どんな俳優でも必要だと思う、演技の基礎についてお伝えしていきます。
芝居におけるステータス
王様が信頼していた家臣に裏切られる。馬鹿にしていた部下が出世して追い抜かれ逆の立場になる。子どもだと思っていた息子に助けられる。
芝居の登場人物にはステータスが与えられ、これが芝居中に逆転したり、人に譲ったり、
俳優のための集中力トレーニング
素晴らしい俳優は、集中力を使い台本の世界に入り、役になりきります。役者の集中力が強ければ強いほど、役者の存在感が増し、芝居の世界が一層濃厚になります。
今そこにつなぎ留める力
以前イギリスのグローブシアターでシェイクスピアの「お気に召すまま」を観劇したとき、俳優の集中力のすごさを感じことがありました。グローブシアターの舞台前は、ライブハウスのように立見席で囲まれていて、観客は舞台にかぶり