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意図せず人様の恋路を邪魔する奴

ごめんなさい。
そんなクズ野郎が僕です。

世間様も含め大型連休中の出来事。
スーパーで酒とツマミをたらふく買い込んで、連休中どこも出かけず楽しく引きこもるぞーー!!
と意気込んで家へと向かっていた僕。
その時の僕は、そりゃもうウキウキで喜び勇んでおりましたとさ。
少しでも早く家に帰ろうと公園の内を通って近道しようとしたのですが。

その公園にはグローブジャンル(クルクル廻る楽しいやつ)の遊具があり、その中に中学生くらいのカップルが見えました。

おーー!
若人よ幸せであれよと祈るウキウキの僕。
公園を抜けるにはグローブジャンルを横切らなければなりません。
抱き合っているそのカップルは公園に入って来た僕に気づいていない様子。
僕は迷惑かけないように静かに通り過ぎようとしました。
が、ちょうど横切るぐらいのタイミングでスーパーの袋がガサっと鳴ってしまったのです。

あっ!と僕の存在に気づいてしまった男の子。
どうやら彼女にキスを迫っていたようで、めちゃくちゃ恥ずかしそうに……。
彼女も彼女で顔を真っ赤にしながら前髪をなおしたりしちゃって……。

本当にごめんなさい。
君たちの青春の中に僕のような酒廃人が見切れてしまって。
反省しております。

その日、帰って飲んだハイボールはどこか甘酸っぱい味がしたのです。

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