【極短編】クプクプナイトメア【ホラー小説】
俺は先日41歳となった。
気がつけばバカボンのパパと同じ歳か……俺もまごうことなきジジイだなと感慨にふける。
歳の近かった親戚や友人たちのほとんどが家庭を持ち、息子や娘が高校生、社会人となった者もいる。
しかし俺は変わらずの独身。
着の身着のままな生活を続けていた。
別に結婚したくないわけではない。
かと言ってモテないわけでもない。
彼女はいるが、ただただなんとなくこのままでも良いのでは?
と変わらぬ日常がいつまでも続くだろうと甘く考えていただけだ。
そんな考えのせいで、俺