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ターンアウトを行う筋

はじめに

これまでの記事で,
「ターンアウトとダンス傷害発生リスクの関係」について
ご紹介しました.
興味のある方はまた読んでみてください.

バレエを習っている方には共通語ですが,
ターンアウトやアンデオールは股関節外旋位のことを指します.
バレエの基本であるターンアウトは,
ダンス傷害予防の観点からも,審美的な観点からも
とても重要です.

これは私の経験ですが,
幼いころ正しいターンアウトを習っておらず,
小学校高学年頃まで,ほぼ足関節のみでターンアウトを行っていました.
正しいアンデオールを理解できるようになり,
少しずつ,ケガが減っていきました.

今回は,股関節外旋に関する筋とその位置を
まとめてみたいと思います.
次回は筋力トレーニングをご紹介したいと思います.

股関節外旋に関する筋

股関節外旋に関わる筋は

<外旋六筋>
・大腿方形筋
・内閉鎖筋
・外閉鎖筋
・上双子筋
・下双子筋
・梨状筋

・大殿筋
・中殿筋
・縫工筋 など


外旋六筋

外旋補助

どこにあるか画像も載せているので,確認してみてください.
個人的に,ダンサーの発達した縫工筋が好きです.
とてもかっこいいです笑
バレエを習っている方どうでしょうか?
普段使っていると思っている筋の場所と一致しましたか?

筋の付着位置を学ぶ重要性

大殿筋や中殿筋,縫工筋といった表層の筋肉は
視覚的にも,使っている感覚としても普段から感じているかもしれません.
しかし,外旋六筋と呼ばれる深層にある筋は
自分で目で見て確認することは難しいです.

そのため,ダンサーの得意とする,
「感じる」能力が必要になってきますが,
ただ「感じる」といっても,どこにあるかもわからない部位を
感じるのは難しく,違う部位を想定してしまう可能性もあります.

筋力トレーニングの5原則として,

・全面性の原則
・漸進性の原則
・反復性の原則
・個別性の原則
・意識性の原則

が挙げられます(また詳細はアップしますね).
意識性の原則とあるように
どこの筋を使っているか意識できるようになると,
使いやすく,より効率的に鍛えやすくなります.

この記事が,少しでもお役に立てたらよいなと思います.
筋力トレーニングまで載せようかと思いましたが,
長くなったので,いったん終わります.

次回は,外旋筋群のトレーニングを紹介します.

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