見出し画像

ネックがネック

某楽器通販サイトの「お気に入り」をながめて「お、納期未定だったのが1.5ヶ月になったぞ」とか「これ在庫僅少になってるじゃん」とか、別に買わないんですけど在庫状況をチェックしてしまいます。「在庫ありから一気に7ヶ月になったけどこんなのまとめて買うやついるのか?!」とか「取り扱い中止なんてあるんだ〜」とか、珍しいのを見つけると嬉しくなりますね。

さて、謎ベースのネックを取り外しました。ボディとの間に2.6mmの謎ベニヤ板がかまされております。ピックアップがベタ底まで締め込まれていたこともあわせると弦とピックアップは相当離れていたはず。測っておけばよかったな。

そして「MATSUMOKU」と刻まれたネックプレートは貼り付いてはがれません。木片をあてて四方からハンマーで叩いてみたけどビクともしない。キズをつけたくないしスクレーパーで無理やりはがすワケにもいかないのでいったん諦めましょう。ちなみに単板材のようです。

ボディのネックポケットに「B」と書かれています。残念ながらシリアルとかはありませんでした。ネックはキレイ。ネックを外したのは初めてだからよく分からないけど反りもたいしたことないように見える。何の改造なんだろうこれは。

ネックのジョイントネジはやはりサビが浮いています。これも普通の木ネジみたいだからステンレスに交換してしまおう。このネジが一番サイズ大きいですね。もうギッチギチに締め付けられていましたのでプレートが食い込んでいます。謎のベニヤ板は撤去して普通にジョイントしましょう。

ふと気がついて実際にあててみましたが、ジョイントネジは中央あたりの丁度ベニヤ板にかかっていた所だけサビています。それならボディもネックもサビは入っていないってことか。ならネジはよく磨けば交換しなくていいかも、と思ったら局所的にすんごいサビだったので諦めます。

ひょっとしてジョイントネジが長すぎるなんてことも考えられるので測ってみました。ポケット深さが19mmぐらい。ネックの厚さが端っこで24mmぐらい。プレートからネックまで合わせて50mm程度。ネジの長さが45mmなので結構ギリギリか。突き破ったら嫌だな。そのためのベニヤ板だったりして。用意したネジが長すぎたから板をかませて調節したとかだったら最悪だから40mmも用意しておきましょうか。

プレートが剥がれないので塗装は諦め、組み直して音がでるところまでに見当をつけましょう。配線もやっかいそうですし作業をふくらませ過ぎないようにします。ピックアップ裏のスポンジも何か用意しなきゃ。スイッチはいったんスルーする手もありますので、とにかくイイところまでなんとか復活させる感じにして細かいところは心残りにしておきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?