本好きになったきっかけの本②
また本の話です。
私の本好きになったきっかけとなっただろう本が3冊あります。
その2冊目のご紹介。
15〜20年前に読んだ本ですが、記憶力試しのため、該当作品をネットで調べることはせず、タイトルや概要を私の記憶のもと書き連ねます。
さあ、無事思い出せるのか。
頑張ってみたものの、タイトルから怪しいです。
タイトル 不思議な図書館 (ひらがなだったかも、、?)
著者 村上春樹
概要
主人公は、ある日訪れた図書館で、館長らしき人?に誘われ、図書館の地下奥に辿り着く。
まるで牢屋のような、とても図書館の中に存在しているとは思えない場所。そこへ入ると、主人公はそこを出ることが許されなくなってしまった。
また、そこには自分以外にひつじの格好をした人間、ひつじおとこがいた。
どうやら、ここで暮らしているらしい。
(ドーナツが好きだったか、食べてたはず)
なぜ自分が図書館に閉じ込められたのか?
館長らしき人?は何者なのか?
ひつじおとこって一体?
主人公は図書館から脱することができるのだろうか。
概要 完
①のときよりもさらに概要が薄いですね。ま、まあ期待してたよりかは思い出せたのでよしとします(笑)
村上春樹さんの著書ですね。言わずも知れた名作だったのかもしれませんが、当時小学生だった私はそんなことを知る由もなく。
学校の毎朝の読書時間用の本を家で探していたときに、家族の本棚から見つけたこの本。
可愛らしい表紙に惹かれ、朝読書本として読んでみた本です。
シンプルだけどかわいいひつじおとこのイラストが載った表紙、挿し絵(絵本みたいな感じだった気がします)だったことを鮮明に覚えています。
なぜ覚えているか?
イラストの可愛さからは信じられないくらい、ダークな話で驚愕したから。
読みはじめて、途中から、なんか様子がおかしいぞ?とは思いました。(笑)
そう思いながらもさらに読み進めていくと、まあ不思議というか不気味な話になっていくわけですよ。
不気味でこわいのに、続きが気になって仕方がないんです。
あと、出てくるひつじおとこがなんなのか気になって気になって仕方ないんです。
ページ数、文字数ともにとても少なかったので、すぐに読み切りました。が、読み終わっても、自分の中ではてなマークがいっぱい残っていて、もう一周目に入りました。
①で紹介したデルトラ・クエストのあとにこの本を読みまして。
"本は自分で想像することも面白さの1つ!"と、思って読んではいたはずなのですが、、
想像しても、想像しても、よくわからないんです。イラストがあるから想像しやすいはずなのに。
村上春樹さんの作品って、なんといったら良いのでしょうか。
凄く深いというか。文で書かれている表現を頭の中で一所懸命考えても、出てこないというか。こういうことかな?っていう予想すら当時の私には出てこず。
今、村上春樹さんの本を読んでも、そういうところがあるので、小学生なりには頑張って考えた、かな?(笑)
あと図書館っていう身近な場所が題材なのもまた面白くて。
図書館、私たちが自由に入れる場所以外に、もしか、もしかしたら館長とか勤めている人だけが知ってる、秘密の地下みたいなものがあるのかもしれないじゃないですか!(笑)
デルトラ・クエストでは想像することの楽しさを知って、この本では想像することの難しさを知れた、という感じですね。あと、表紙から受けた印象はあてにならないことがあるってことも(笑)
村上春樹さんの本、まだ読んでいない作品もあるので、この夏で読み尽くしたいなあ。
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