ドラゴンボールの考察を続ける「ドラゴンボール好き会社員 原功次」さん(紹介記事)
はるか前に第一回の記事を書いて以来、続いていなかった、クリエイター紹介記事。第二回目は、日々ドラゴンボールについての考察記事を書き続ける「ドラゴンボール好き会社員 原功次」さんです。
第一回目はこちら。毎回見出し画像でお世話になっているフォトグラファー、稲垣純也さん。
息子がドラゴンボールのキャラクターに興味を持ち、私が各キャラクターを印刷して和室の壁に貼り始めたのは昨年末くらい。ドラゴンボール本編を息子は知らないまま、私との「ドラゴンボールごっこ」の日々が始まりました。
三週間の私の入院で絶たれた「ドラゴンボールごっこ」でしたが、退院後さらに力強くなり、今はアニメ「ドラゴンボール超」を毎日少しずつ家族で見ています。
そんな中で知った、毎日ドラゴンボールについての考察を続けているのが原功次さん。たとえばこんな考察。
あまりキャラの過去について描かない鳥山明の作風ゆえに、妄想を働かせて自由に深掘り出来る。そんなことに気づかせてくれました。キャラクターの行動理由や、キャラを立たせるために、過去編を描くことは必要ではないのでは? とも思いました。自作でも、過去のエピソードを書くたびに、筆が止まったり、投げ出したりしてしまった覚えがあります。
過去を描かずとも、現在の行動にそのキャラクターの辿ってきた歴史を現わせるように描けばいいのでは、と。
そちらはこの記事の本題ではないのでこれくらいとして。
鳥山明の演出の巧みさについての考察です。ドラゴンボールの連載は私の小・中学校時代と重なります。アニメはそれほど熱心には見ていませんでした。大人になって漫画を読み返して、ミスターサタンの魅力に気づいたりしたものです。先述の「過去を描く必要のない人物描写力」に気づいて以来、鳥山明氏の凄さを実感するようになりました。犬が国王をやっている世界が、ごく自然に描かれているのです。
漫画内ではあまり降らなかった「雨」が、久しぶりの再会の場面に印象的に降っている、という考察です。先日息子と一緒に髪を切りに行った散髪屋にドラゴンボールの漫画が置いてあり、待ち時間の間に息子が偶然選んで手に取ったのが、この雨の再会のシーンが収録されていた巻でした。
そんなこんなで、ドラゴンボールのアニメに触れ、原さんの考察を読みながら、日々息子とのドラゴンボールごっこに精進しています。
といいたいところですが、近頃息子とのごっこ遊びにはまた変化があり、「私が喋る台詞に合わせて自分は口パクで演技をする」というのにはまっているようです。シナリオをこっちに全投げ状態でそれはそれで大変ですが、身体は楽になっているともいえます。少しドラゴンボールごっこから離れてしまいました。
以上、クリエイターさん紹介記事でした。ドラゴンボールに興味のある方だけでなく、「一つの作品に対しての様々な考察を続けることで、新しい発見がある」という姿勢に触れてみたい、という方にもお勧めです。
(了)
今見ているドラゴンボール超のEDに、ザ・コレクターズの曲が。