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AI生成絵本「本を読むカラスたち」


始まりは、一羽のカラスだった。

ゴミ捨て場に捨てられていた本に興味を持ったカラスが、本を読み始めたのだ。


本を読むカラスの数は、どんどん増えていった。

カラスたちが前よりも賢くなってきた。

パトロールロボットの上に乗って移動するようになったり、


本屋でお金を払って本を買うようになったり、


図書館に入り浸るようにもなってきた。

公園でシェイクスピア劇を演じるカラスたち。

カラスたちは人の生活にも平然と入ってくるようになった。

学校の生徒たちに本の読み聞かせをしている様子。


プロ野球ではカラスの球団が誕生した。

自分たちで本の執筆も始めた。


カラスの書いた本は人にもカラスにも売れに売れた。

いつの間にかお札の肖像画にもなっていた。


政府はついにカラスを退治することを決めた。小型の戦闘機で、賢くなりすぎたカラスをやっつけようとしたのだ。


しかし小型戦闘機は、カラスの群れの中に混ざってしまい帰ってこなかった。

今ではそこらを歩いているのが、人なのかカラスなのか、分からなくなる時がよくある。


という話を、一日中ゴミ捨て場のカラスと話していましたとさ。

(了)


原案は「架空書籍紹介」53冊目より。

カラスって賢いよね、というお話。

話に入れなかった画像など。

演説するカラス


カラスしかいなくなった図書館


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