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読書系

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2021年12月の記事一覧

恒川光太郎「草祭」

 石油ストーブを出してきたのに、晴れた日の午前中は照り付けがひどくて夏のような暑さになっ…

泥辺五郎
2年前
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大江健三郎「河馬に噛まれる」(再読本)

 通常の読書とは別に、日々少しずつ、十代半ば~二十代半ばごろにどっぷり浸かった作家・作品…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「夜市」

 恒川光太郎五冊目。読書習慣を再開した際に、「同じ作家の本は続けて読まない」という縛りを…

泥辺五郎
2年前
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note主催コンテスト「読書の秋2021」にてnote賞を受賞しました

 10/17~11/30の間に募集された「読書の秋 2021」というコンテストの結果が発表され、 「文…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「ヘブンメイカー」

「スタープレイヤー」の続編。    十の願いを叶えられるタブレット「スターボード」を操る「…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「スタープレイヤー」

 引き続き恒川光太郎読み。これまではホラー、神話といった感じだったが、今作はファンタジー…

泥辺五郎
2年前
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坂「ある魔女が死ぬまで―終わりの言葉と始まりの涙―」

 今回の本の感想は、特別な意味合いがある。  今作が商業デビューとなる、作者の坂さんを、何年も前から見ていた。  創作に、仕事に、ドラムに、悩み、苦しみ、葛藤を続けてきた日々を、眺めてきた。  それらの年月は、小説の中にしっかり生きている。  デビュー前から知っている作者だから分かる、文章の裏側を楽しむことが出来た。  電撃の新文芸2周年記念コンテンスト<熱い師弟関係>部門大賞受賞作。  小説投稿サイト「カクヨム」で連載中の同作品に大幅加筆・修正して書籍化されたもの。

恒川光太郎「雷の季節の終わりに」

 引き続き恒川光太郎を読む。  冬と春の間に、「雷季」という五番目の季節がある土地「穏(…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「秋の牢獄」

 本格的に冬じみてきたと思ったら既に十二月の半ばになっていた。慣れないからか、陽の照る間…

泥辺五郎
2年前
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津村記久子「これからお祈りにいきます」

息子がリピートで歌う「おばけなんてないさ」に合わせて、読むものも意識して超自然的なものを…

泥辺五郎
2年前
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