泥辺五郎

ドロベ・ゴロウ。二児の父。脳脊髄液減少症。何かしら書いてます。旧名「名無しさ」「村野」…

泥辺五郎

ドロベ・ゴロウ。二児の父。脳脊髄液減少症。何かしら書いてます。旧名「名無しさ」「村野」「楢山孝介」「新都社モラトリアム新書」など。

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  • 耳鳴り潰し

    消えることのない耳鳴りを打ち消すために紡いでいく文章。前日振り返り日記がメイン。500文字程度を目安に。

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記事一覧

固定された記事

生成画像絵本シリーズ第一弾「作家たち」Kindle出版開始

もはや覚えている人も少ないかもしれない、「kindle出版への道」シリーズ第三弾で、いきなり出版報告となります。 このところ立て続けに製作していた、生成画像絵本シリー…

泥辺五郎
2週間前
26

耳鳴り潰し98

 朝から子どもの教育に悪そうな作詞をする。 朝から中指立てまくる あいつは校長先生だ 生徒の靴を隠してる あいつは教頭先生だ プールの時間は 基本は全裸で殴り合い …

泥辺五郎
7時間前
5

耳鳴り潰し97

 シロクマ文芸部に「老人とウニ」で参加。  海で溺れたウニを助けた老人がウニと共に再生と共存と復活を目指す、ハートウォーミングウニバトル小説。最終的には「WRYYYY…

泥辺五郎
1日前
6

「老人とウニ」#シロクマ文芸部

 海の日をウニの日に変えた老人の話をしようか。  老人はある時海で溺れていたウニを助けた。猿も木から落ちるように、河童も川を流れるように、ウニだって溺れることも…

泥辺五郎
2日前
14

耳鳴り潰し96

 1学期が終わり、息子も学校で使っていたタブレットを持ち帰ってくる。他の人に触られないように新しいパスワードを設定する! と言うので、もらったプリントを見ながら…

泥辺五郎
2日前
11

耳鳴り潰し95

 連続更新が途絶えたことで「ひょっとして娘さんにディスられなくなった?」と心配されている気配がしたので、恋愛小説集に「結石vs月に吠える」を追加。  自分で気に入…

泥辺五郎
3日前
14

耳鳴り潰し94

 所用があり妻と梅田方面へ出かける。二ヵ月前と同じ。酷暑の下を歩くと、暑さが苦手な妻がしきりに「暑い、殴りてえ」と言う。そう言いながらも本日はあまり私の尻を殴ら…

泥辺五郎
4日前
9

耳鳴り潰し93

 髪を切りに行く。連休を避けていた客が多いのか結構混んでいた。うとうとしながら待つと、ラジオの声が耳に入る。バースが三冠王を取った理由を誰かが細かく解説している…

泥辺五郎
5日前
6

架空書籍紹介(64冊目~70冊目)

64冊目「会いたかった結石」 老人は長年尿路結石に苦しめられてきた。結石はいつまでも出てきてくれなかったのだ。常態化した痛みを、憎むのではなく、抱きしめる方向へと…

泥辺五郎
6日前
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耳鳴り潰し92

 ゼロではないが、1ともいえない。  そんな言葉を口に出す。  子どもたちからの「パパは子どもの頃女の子と話したことあるの?」という問いかけに対して。  割と本気…

泥辺五郎
6日前
9

「フライングフライパン」#シロクマ文芸部

 夏は夜になるのが遅いので、黒いフライパンが空を飛ぶ様子がよく見える。早めに夕飯の支度を終えた家から飛び立ったフライパンは互いに惹かれ合って群れを作り、一斉にね…

泥辺五郎
7日前
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耳鳴り潰し91

 しきりに娘と息子から「パパは子どもの頃女の子と話したことある?」と詰められるので、一生懸命記憶を掘り起こすのだが、まともな記憶は発掘されない。私はこんな話を始…

泥辺五郎
7日前
9

耳鳴り潰し90

 まだ多少咳が続く息子を連れて小児科へ行った後、娘の自転車を買いに行く。さすがに小学一年生の時に買った自転車が、この一年で急激に身長の伸びた娘には窮屈になってき…

泥辺五郎
8日前
6

耳鳴り潰し89

 最近夜中3時半ごろに目が覚めてそのまま眠れず、起きていろいろ、というパターンが続いた。さすがに寝不足感で一日の終盤がつらい。5時くらいに起きるようにしたい。こめ…

泥辺五郎
9日前
8

耳鳴り潰し88

 娘に詰められるたび更新される「恋愛小説集」に「美形vsゆらゆら帝国」追加。  美形だのなんだのは、身体的特徴に過ぎない、といった論は以前「殺し殺され問答とVS殺し…

泥辺五郎
10日前
10

耳鳴り潰し87

 結石は病院前の大量排尿の際に既に出ていたんじゃないか、というくらい、以後痛みなし。そういった点も踏まえて、恋愛小説集に「私vs結石」を追加。  真っ当な結論にた…

泥辺五郎
11日前
14
固定された記事

生成画像絵本シリーズ第一弾「作家たち」Kindle出版開始

もはや覚えている人も少ないかもしれない、「kindle出版への道」シリーズ第三弾で、いきなり出版報告となります。 このところ立て続けに製作していた、生成画像絵本シリーズ第一弾「作家とは、いかなる状況でも書き続ける生き物です」を「作家たち」と改題したものです。文章、流れを変え、画像も変更、追加をしています。 ペーパーバック版への対応がまだですが現在作業中です。 このシリーズは今後文章を削ぎ落して、各国語へ訳していこうかと考えています。 6/26の早朝3時半に目が覚めて「そ

耳鳴り潰し98

 朝から子どもの教育に悪そうな作詞をする。 朝から中指立てまくる あいつは校長先生だ 生徒の靴を隠してる あいつは教頭先生だ プールの時間は 基本は全裸で殴り合い ああ 理科室 爆発事故でなくなった  この後ドラマ「おいしい給食」で流れる「黍名子中学校校歌」になだれこむ。  そんな歌を歌いながら布団を畳む父親。どこの家庭でも同じことだとは思うが。  近所の広場でイベントをやっているのは知っていたが、気温が37℃の予報では子どもたちを外に連れ出す気にはなれない。買い物に

耳鳴り潰し97

 シロクマ文芸部に「老人とウニ」で参加。  海で溺れたウニを助けた老人がウニと共に再生と共存と復活を目指す、ハートウォーミングウニバトル小説。最終的には「WRYYYYY!!!」と叫ぶ金髪の吸血鬼も拾う。  近隣の小学校で毎週行われる夏祭りの季節が始まった。昨年から再開された恒例行事。去年いくつか行った際は楽しめたり楽しめなかったりといった状態だったので、今年はどうかと思ったら、子どもたちは楽しみにしている様子。一発目はすぐ近所。そういえば朝方、昨年の祭りの時にくじでもらっ

「老人とウニ」#シロクマ文芸部

 海の日をウニの日に変えた老人の話をしようか。  老人はある時海で溺れていたウニを助けた。猿も木から落ちるように、河童も川を流れるように、ウニだって溺れることもあるものだ。老人は世間から離れて孤独な日々を送っていたものだから、苦しそうに溺れるウニと自分の姿を重ねて、ウニを助けた。そのウニに、海で生きる術を叩き込んだ。連日ウニと砂浜を走り込み、危険生物との戦い方を教え、楽しそうに二人で笑い合ったりもしていた。  やがて体力が回復し、老人の教えを全て身に着けたウニは海へと帰っ

耳鳴り潰し96

 1学期が終わり、息子も学校で使っていたタブレットを持ち帰ってくる。他の人に触られないように新しいパスワードを設定する! と言うので、もらったプリントを見ながら新パスワードを登録しようとするも、覚えやすいものだと「もっと難しくしろやこら」的なメッセージでエラーとなる。当初息子が言っていたのより少し難しくなったため、メモが欲しいというので、書いて渡した。遊んでいる最中に時々見ていた。今気づいたけどあのメモ、ズボンのポケットに入れたままで多分洗濯機に入れてる。 「ウルトラマンジ

耳鳴り潰し95

 連続更新が途絶えたことで「ひょっとして娘さんにディスられなくなった?」と心配されている気配がしたので、恋愛小説集に「結石vs月に吠える」を追加。  自分で気に入っているのは  なのだが、コメント欄の反応を見ていると、序盤のボケは拾われにくい傾向がある。ちょっと寂しい。  ニッポンお風呂バンドの四ツ丸先生からの依頼小説も書き上げて四ツ丸先生に送る。他にも依頼あればお受けします。四ツ丸先生からの発表を待つ段階。他からの力が働くと筆が動く。歌詞の引用がまずいのであれば、作中

耳鳴り潰し94

 所用があり妻と梅田方面へ出かける。二ヵ月前と同じ。酷暑の下を歩くと、暑さが苦手な妻がしきりに「暑い、殴りてえ」と言う。そう言いながらも本日はあまり私の尻を殴らなかった。たまたま結婚記念日にあたったので、「もう十二年にもなるのか」という話をしてお互いに驚く。まだまだ三、四年の気がする。途中途中の駅でそれぞれの思い出を話すうちに、以前も同じような会話をしたことを思い出す。同じ所で同じ話を繰り返す。とっくに若者側ではなく老人側の人間になってしまっていた。  所用は涼しい場所で二

耳鳴り潰し93

 髪を切りに行く。連休を避けていた客が多いのか結構混んでいた。うとうとしながら待つと、ラジオの声が耳に入る。バースが三冠王を取った理由を誰かが細かく解説している。春先は調子の悪いバースが、どうしても当時の最強打者である掛布の前を打ちたいため、めちゃくちゃ努力したとかいう話。日本の投手はアメリカと違い、追い込まれてもボールゾーンで勝負してくる。後ろのバッターが弱いと自分で勝負してもらえない。結果、四番掛布の前の三番で起用され続けたバースは三冠王を取った。  うとうとしながら、

架空書籍紹介(64冊目~70冊目)

64冊目「会いたかった結石」 老人は長年尿路結石に苦しめられてきた。結石はいつまでも出てきてくれなかったのだ。常態化した痛みを、憎むのではなく、抱きしめる方向へと変わっていった。その方が苦しくないのだった。死の間際にようやく出た結石を、彼は抱きしめて眠るように亡くなった。 ※結石とのやりとりは恋愛小説集内「私vs結石」に結実。 65冊目「恋愛小説を書きたかった猿」 恋愛経験の乏しいもの書きがいた。彼は経験の乏しさを創作で補おうとした。少年時代に淡い恋愛をしていたことに

耳鳴り潰し92

 ゼロではないが、1ともいえない。  そんな言葉を口に出す。  子どもたちからの「パパは子どもの頃女の子と話したことあるの?」という問いかけに対して。  割と本気で参考にしたくて「ケンちゃんは学校で友だちとどんな話をしているの? パパ一年生の頃の記憶が全然ないからさ」と聞いても「覚えてない」とはぐらかされる。  何もなければゼロである。しかし何かしらがあったからといって、形を形成する1にたどり着けない無数のゼロコンマいくつかが、ある。創作でいうならば、書き出す以前にボツに

「フライングフライパン」#シロクマ文芸部

 夏は夜になるのが遅いので、黒いフライパンが空を飛ぶ様子がよく見える。早めに夕飯の支度を終えた家から飛び立ったフライパンは互いに惹かれ合って群れを作り、一斉にねぐらへと帰っていく。  フライパンの渡りの季節になると、料理の際に代用されるのが中華鍋である。中華鍋は夕飯を鍋に入れたまま飛び立つ習性がある。この習性を利用して中華料理は世界中に広まったことはよく知られている。中華鍋のねぐらには猫が寄り付く。  群れからはぐれた小型のフライパンを拾いあげると、身を捩って私の手から逃

耳鳴り潰し91

 しきりに娘と息子から「パパは子どもの頃女の子と話したことある?」と詰められるので、一生懸命記憶を掘り起こすのだが、まともな記憶は発掘されない。私はこんな話を始めた。 「宝探しゲームを始めよう、と先生が言いました。各生徒にそれぞれ自分が探すべき宝物が書かれた紙を先生が渡します。そこには『鉛筆削り』だったり『リコーダー』だったりします。教室の中からそれらを探し出すのです。次々と宝物を発見していく他の生徒たち。しかしパパに渡されたのは、その教室には存在しないものだったのです。だ

耳鳴り潰し90

 まだ多少咳が続く息子を連れて小児科へ行った後、娘の自転車を買いに行く。さすがに小学一年生の時に買った自転車が、この一年で急激に身長の伸びた娘には窮屈になってきたため。このままだと事故るくらいの危なっかしさになってきていた。その後ピザを売っているスーパーに寄り、その近くの100均にも寄り、ということで疲れた。一日の終わりに「何でこんなに疲れたのだろう」と考えたが、そもそも「家事+買い物+子どもの相手(早朝や隙間に創作)」以上の用事を入れるとキャパオーバーすることを忘れていた。

耳鳴り潰し89

 最近夜中3時半ごろに目が覚めてそのまま眠れず、起きていろいろ、というパターンが続いた。さすがに寝不足感で一日の終盤がつらい。5時くらいに起きるようにしたい。こめかみの締め付けを嫌って、ブルーライト避けの伊達メガネも最近はかけてなかったのだが、目が疲れるのでかけた方が良さそうだ。  恋愛小説集に「ギャップ萌えvs文字数」追加。    こちらのボケを丁寧に拾ってコメントしてくださる方、いつもありがとうございます。  娘のデイ・サービスの帰り、デイの車で送ってきてもらうのを

耳鳴り潰し88

 娘に詰められるたび更新される「恋愛小説集」に「美形vsゆらゆら帝国」追加。  美形だのなんだのは、身体的特徴に過ぎない、といった論は以前「殺し殺され問答とVS殺し屋修行編(殺され屋8)」でも書いた。  半年前に書いたのか。随分自分の状況が変わってしまった。  殺され屋シリーズも完結まで構想はとっくにできているのに進められていない。ばっさりと全体的に作り変えたくもあり。  娘がカナちゃんのために作ってあげたアクセサリーを、カナちゃんがランドセルにつけてくれているのを見

耳鳴り潰し87

 結石は病院前の大量排尿の際に既に出ていたんじゃないか、というくらい、以後痛みなし。そういった点も踏まえて、恋愛小説集に「私vs結石」を追加。  真っ当な結論にたどり着いた。  息子が学校の図書の時間に借りてきた本を読み聞かせる。 「はじめてよむこわ~い話 (8) あぶないエレベーター」牧野 節子 (著), 国松 俊英 (編集), 鈴木 アツコ  いや、最後めでたしめでたしで終わらないのかよ! 恐怖が続くのかよ! とびっくりした。  ところで武川蔓緒さんの新作は最高