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耳鳴り潰し96

 1学期が終わり、息子も学校で使っていたタブレットを持ち帰ってくる。他の人に触られないように新しいパスワードを設定する! と言うので、もらったプリントを見ながら新パスワードを登録しようとするも、覚えやすいものだと「もっと難しくしろやこら」的なメッセージでエラーとなる。当初息子が言っていたのより少し難しくなったため、メモが欲しいというので、書いて渡した。遊んでいる最中に時々見ていた。今気づいたけどあのメモ、ズボンのポケットに入れたままで多分洗濯機に入れてる。

「ウルトラマンジード」19~20話を怪獣図鑑を横に置きながら観る。息子の好きな「ウルトラマンベリアルアトロシアス」登場は23話。「楽しみー」と言いながらも、観続けるわけではない。

「貝社員」二週目を観終わったので、次は「SUPER SHIRO」を観ていたが、あまり満足できないので、何を観ようかと娘と相談していた。
「ジョジョは?」
「うちとケンちゃんはグロいの苦手だからバツ」
「そういえば鬼滅観なくなったもんな。今流行ってるやつは? フリーレンとかダンジョン飯とか」
「フリーレンの流行りは去年で終わってるよ」
「ナルトとかワンピースとか基本的なところ」
「長い」
「マッシュルの次のシーズンはまだだし。ホリミヤとかは? ココ前観てたでしょ」
「それな」

 というわけで晩飯の時に「ホリミヤ」第一話を観る。息子は「えーシロはー」と言っていたけれどとりあえず視聴。宮村と堀のやりとりに娘がキュンキュンしていたり、笑えるシーンで息子も笑っていたり。

 WEB漫画「堀さんと宮村くん」の連載スタートが2007年である。当時はまさか小学六年生になった娘の同意を得て一緒にそのアニメ版を観ることになるなんて思ってもいなかった。やや歪んだ二人が序盤から夫婦のような関係になる、この手のラブコメなら私も大丈夫なのだ。

 
「ADHDキレキレ女子中学生のはちゃめちゃ記 入院編1 : 爽快か?痛快か?天才か?馬鹿か?不思議女子の奇想天外ぶり」を読む。kindleの個人出版ではこういうものを求めているところがある。ギザギザしている、丸くない。商業出版ではいくつも修正されてしまうであろうようなもの。「こういったことを書くのはまずいのではないか」「この章のこのやり取りは省いた方が」「逆にここはもっと詳細に」といった、助言者の影が見えるようなkindle出版物は、まとまってはいても、元々あった著者の「どうしてもこれを伝えたい!」みたいなエネルギーが減ってしまっている気がする。エネルギー溢れる本著の続編に期待。

 シロクマ文芸部の今週のお題は「海の日を」。あれか、「老人とウニ」書こうか。


入院費用にあてさせていただきます。