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口内炎、なんでこんなに痛いねん

口内炎は痛いです。

歯ブラシがぶつかったときや、醤油が触れた時には激痛が走ります。

口内炎の原因となるものは、口内の傷、ビタミン不足、睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスなど、さまざまな要因があるようですが、ネットなどで調べてみても、これだというような確信をついたものはなかなかでてきません。

それと同様に、口内炎を早く治す方法というのもまた、睡眠をしっかり摂ること、ビタミンをしっかり摂取すること、ストレスを極力減らすことなどと言った情報は出てきますが、やはりこれが効果覿面こうかてきめんと言ったような、即効性のある方法はなかなかでてきません。

すなわち、未だに口内炎はわからないことが多いのです。

私は子供の頃とても偏食で、野菜の類いはほとんどが食べず嫌いでした。そのうえ、スナック菓子やインスタント食品など、あまり体に良くないものばかりを好んで食べていたので、必然的によく口内炎に苦しんでいました。

その度に母親に、"イソジン"を塗れば早く治るからなどと言われ、月面にできたクレーターのような患部に激痛が走るのを覚悟して、綿棒に染み込ませたイソジンをよく塗ったものです。

それで早く治ったかと言われると、そんな気はしないのですが、当時まだ純粋だった私は母の言葉を信じ込み、まだかまだかと染みる痛みを我慢しながらイソジンを塗り続けたものです。

さて、私の娘は現在6歳なのですが、今まさに口内炎で苦しんでいます。

下唇の内側にできた、大きな口内炎が大変痛むようで、ストローを使わないと水も飲めないような状態です。

したがって、ご飯なんてものはもってのほかで、まったくと言っていいほど手をつけてくれません。

ただ親としては、ちゃんと栄養を摂ってほしいと思うのが当然ですし、それより幼稚園で倒れてしまうんじゃないかと心配になってしまうわけで、もうなんでもいいから食べてちょうだいという気持ちになるのであります。

するとそれをいいことに、お菓子なら食べれるとか、ハッピーセットなら食べれるとか言い出すものだから、心配していたこちら側としてはだんだん腹が立ってくるのです。

ところで6歳の子供というのは、まだまだ自分でしっかりと歯磨きが出来ないので、最後に大人が仕上げ磨きをしてあげなくてはなりません。

先日、妻が仕上げ磨きをしてあげていたのですが、どうやら口内炎に歯ブラシが当たるようで、「痛いー!」とか、「ぎゃー!」とかいう悲鳴が聞こえてきました。

子供というのは往々にして、大袈裟に痛がったりする生き物ではありますが、我が子が痛がっている姿というのはやはり胸が痛みます。

そして、できることならその痛みをしっかりと受け止めて、これからは野菜をちゃんと食べようと、そのような決心をしてくれたらありがたいのですが、喉元過ぎれば熱さを忘れるというように、口内炎の痛みなんてものはすぐに忘れてしまうようです。

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