僕の黒歴史 『愛』

今日はご主人様じゃない。もう終わった僕の歪んだ恋の話し。

僕は小5の終わりから中1で不登校になるまでの間好きだった子が居た。ここまで行動に出したのは初だから初恋の人であり、歪んだ愛を気づかせてくれた人だろう。
好きな人の事はなんでも知りたくなるのが人の本能だと思う。

小6 家特定

まずはその子の家を知りたくなった。
ネットの使い方もまだよくわからず、放課後や休日に遊ぶ友達も居ない僕はどうにかして特定しようとした。
そこで目をつけたのが防災頭巾。僕の学校では防災頭巾に住所を書いていたから防災訓練の時には住所丸見えって訳だ。
そして当日、好きな子の防災頭巾に書かれた住所をしっかりと読み取った。帰ってgoogleマップで場所を確認して好きな子の家を誰の力も借りずに特定できた事を喜んだ

小6後期 好きを伝えたい

日に日に僕のものにしたいという感情が出てきて告白というより、プライベートを一緒に過ごしてみたくなった。
でも、休日に友達とほとんど遊んだ事なかった僕はどう誘っていいのか分からなかった。僕はゲームを持っておらず、当時はスマホも持っていなくて家でLEGOだけをしていたから、ゲームで誘えたらもっと違ってたのかなとも思う。
まぁそこで当時の僕なりに考えたのが手紙だ。
学校で会って話すのは恥ずかしく、直接渡すのもできない僕は封筒に手紙を入れて郵送した。

好きな子の親は地元で有名な企業のほぼトップの人だった。だから、家に手紙を送る前にその会社に送ってみることにした。今思うとすごくバカだ。学校で会うのになぜわざわざそんな事をしたのだろうか…
その次に家に送ったかや、どんな内容を書いたかは忘れた。確か、書いてあるメルアドかSNSアカウントに返事してと言うような内容だったと思う。

結局、届いたのかどうかは返事がないから分からない。

小学校卒業〜中1 暴走する愛

ここまで来たらもう止められなくなっていた。
学校ではなるべくその子の近くに居て、鉛筆欲しいと言ったらすぐ出すような便利屋のようになっていた。
今思えばこの時点でもうМが出ている。
班が同じになると、できるだけサポート(尽く)していた。
ある時、女子同士での会話だが、好きな子が「お金欲しいよね」と言っていた。そんなのを聞いたら貢がずにはいられないのがMだ。

終わりの始まりだった

中1の夏休み前最後の日、僕は月1000円あげるから付き合ってほしいみたいな事を書いた紙と2千円を好きな子のカバンにこっそり入れた。同級生に告白したことをバラされたら色々面倒なので、誰にも言わないでとも書いた。
この時は早く返事が欲しくてたまらなかった。

中1 夏休み中

僕の愛についてのみ読みたい方は次の小見出しまで飛ばしてください。夏休み中には返信はきませんでした。

僕の人生が変わったこの夏休み。
いつしか親につけられた、真面目に勉強していると笑われるという恐怖と、親が勉強を先に進ませようとするのに勝てず、宿題は進まず残り2週間ほどとなってしまったのだ。
そしてその頃、病み垢界隈というものを知り、不登校を知った。もう宿題は諦め、不登校になることにした。スマホを買ってもらって使っていた僕はどんどんTwitterが居場所として心地よくなり、今まで溜め込んできた親への愚痴を吐いた。そうして夏休みが終わり、1.2ヶ月間は親と荒れた。親も小4から風邪以外で休んでいなかった僕が不登校になるとは思っていなかっただろう。

不登校になって

家が比較的落ち着いた10月頃、少数のネットでも繋がっていたリア友から、僕が好きな人をお金で釣ろうとしたヤバい人だって噂があると教えてくれた。
その時初めて僕は普通の人はお金が愛と思わない事を知った。
もう普通の恋愛が分からなくなっていた。というか、まだ知らなかったに近いのかも。
僕なりに頑張って、尽くして、愛情表現をしたつもりだった。が、ちゃんとした親でアニメや漫画やゲームもして友達関係もしっかりしている子にそれは通じなかったみたいだ。

でもその時は、誰にも言わないでと言ったのに誰かに言った好きな人が信じれなくなっていてそれが辛かった。

この子のおかげで今は歪んでると自分でも認識できるようになった。
ありがとう。幸せになってね。

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