五月(改稿#1)
われわれが臨在しなかった
時間に着火して一瞬
浮かび上がる光景を注視せよ!
カタツムリの這った跡に神の加護が見えないか?
世界の荒廃と甦り
をめぐる黙示
終末の祝福
(と処罰)
魔が醒めるような
聖書暗喩篇=暗喩変
物自体=言葉自体
の幻影
を愛する
五月がやってくる
自我という
「個」
を世界に投影して見ている
われわれは自我の孤独
を投影することでしか世界を認識できない
認識論と存在論が奇妙な出会いを強いられている
「場」
に生じている
「力」
としての人間が歩いてくる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?