見出し画像

4割もの人が年内退職を考えてる!?

マイクロソフトが今年1月に行った調査によると、働く人の4割が、年内に今の会社を退職しようと考えているという。4割も!?
新型コロナウィルス感染拡大に伴って在宅勤務を経験し、柔軟な働き方を求
める声が高まったことが大きな要因らしい。調査対象者の73%が、今後も柔軟に遠隔勤務を選べる状況が続いて欲しいと考えているという。
さらに、就業日に疲労を感じると答えた人が48%、就業日に孤立感を味わっている割合も35%だった。

コロナの影響で、驚くほど多くの人が「毎日通勤するくらいなら転職した方がいい」と感じる、そんな時代が唐突にやってきたようだ。テレワークという働き方はコロナ以前から導入されてはいたものの、こんなにも急速に人々の就労意識が変わるとは予想していなかったと思う。

ただ、僕が本当に知りたいのは、退職を考えている人4割の人のうち果たして何%が、遠隔勤務を理由に退職を望んでいるのか?ということだ。
会社を辞めたいと考える理由はたった2つしかないと、ある大手人材会社の社長に伺ったことがある。その2つとは、

①未来が見えない
②未来が見えちゃった

この2つしかないと、その社長は断言されていた。要するに、不安と失望が、会社を辞める理由だそうだ。
だから、この調査からは見えてこない、人々の「不安」や「失望」が潜在的にあったからこそ、「柔軟な働き方の選択」が引き金になっただけなんじゃないかと、僕は思うわけです。

会社の未来に希望を持つためには、社員一人ひとりが会社の未来創造に参加することが重要だと思う。経営者が自分の考えた未来をただ語るだけでは、希望の芽は育たない。
自分の未来に希望を持つためには、成長への地図が見えることが重要だと思う。地図を片手に、どのルートを通ってゴールを目指すのかを自分で選択できる環境を創らなければ、自立した人財は育たない。

今こそ、足元を見つめ直す時なのかもしれない。社員一人ひとりが、未来に希望を持てる、そんな会社を創るためにも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?