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千里論8 平凡

この平凡も英語直訳系で歌詞は難解だが、
文節の間に「知らん!」といれるとつながる。
関西人のいう曖昧な回答として通用する「知らんわ!」

曲の始まりから(知らん!)を入れましょう!
「彼女ならあの岩場で僕をにらんでた」(知らん!)
「焼けつくような真夏の避暑地」(知らん!)
「嘘のようなその静けさ誰れにも侵せない」(知らん!)
「混み合う車もここまではこれない」(知らん!)
「うわべじゃ乾いた心を誰もが明るくしゃべっている」(知らん!)
「空き缶で指を切ったと泣きじゃくる人の」(知らん!)
「唇をふさげここだけが避暑地」(一番知らん!)

という風に(知らん!)をいれると聞きやすい。
千原ジュニアの声の(知らん!)を連想するとなおよし。

ほんとに難しい歌詞を書くのに、
ハニハニイカすじゃないを作るから、
男性ファンは困る。
ゴリゴリの社会派であるから、
もっと男性ファン付きそうなのに、
ハニハニイカすじゃないで
すべて受け入れられなくなる。(しつこいな^^)

それはさておき、桜井和寿ような物語の歌詞の中のちょっとだけ比喩が、
受けた時代が90年代にはじまり、千里さんは見失ったのかもしれない。
千里さんで言えば「10years」とかが
ミスチルのような歌詞であるにはあるが、
あれは歌詞が美里ちゃんか。千里さんには書けないね。
大雑把に比較するとこんな感じ。
桜井さん 共感イメージがわく ~雨のち晴れより~
「優秀な人材と勘違いされ、あの日の僕はただ
 過酷なしがらみをかき分けて頭を下げていた」(分かりやすい!)
千里さん 平凡なのかこれが ~平凡より~
「君ならあの日はこう言った 君の体あてにして
 う、う、僕だけが崩れた」(わざわざ分かりにくい!そこがいい!)

この平凡という歌は
ほんまに知らんでもええことを歌にした名曲である。
結局褒める。。。

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