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企業は面接下手の方を採用したい!?面接下手は克服しないで大丈夫!

こんにちは!

一般的に面接に苦手意識を持っている方は多いと思います。面接が苦手だからといって、転職が出来ない訳ではないです。入社後に活躍してくれるか見極める場が面接です。外向性が高い人は面接通過率が高いでしょう。ですが入社後のパフォーマンスは「真面目で正直な方、誠実性が高い人材」のが高いというデータもあります。特徴を理解して対策さえすれば、面接下手を克服せずとも転職はできます。では一緒にみていきましょう。


面接下手を見極めて原石を採用できるかがポイント

2021年度8月時点の転職求人倍率・求人数・転職希望者数のグラフをみていきましょう。求人倍率は「2.18」です。新型コロナウィルスの社会的パンデミックがあり一時的に求人数が下がったものの、堅調に回復傾向がみてわかります。

職種別の転職求人倍率は以下です。2021年8月時点で、IT/通信の技術系は約10倍となっており、圧倒的な売り手市場です。採用人数が多い営業系は約2倍でやや売り手市場。一方、事務/アシスタント系は0.25倍で圧倒的な買い手市場です。事務/アシスタント系は転職する難易度の高さが見てわかります。

職種によって偏りはありますが、大半の企業は人材採用に苦戦しています。どの企業でも、即戦力人材を採用したい意向ですが求職者側に選んでもらえなければ、当初の採用計画が後ろ倒しになり、会社売上げにも影響する可能性があります。

企業側は「即戦力人材」ではなくて「ポテンシャル人材」20代半ばを積極的に採用するケースが増えています!ポテンシャル人材は、磨けば光る原石でもあるからです。

すでに光っている原石は大手人気企業で取り合いになっていて競争が激しいです。企業側は採用できなければ考え方を変えなければなりません。その白羽の矢が「ポテンシャル人材」です。その中でも面接下手の人材を見極めて、採用していく動きが活発的になっています。

面接下手の特徴とは

  • 自分をアピールすることが苦手

  • 夢や志を語ることが出来ない

  • 極度に緊張して頭が真っ白になる など

面接に苦手意識がある方は、思い当たるふしがあるのではないでしょうか。あなたの能力が低いのではなくて、本来もつあなたの能力や素養が見劣りしてしまうことが問題です。

そもそもポテンシャル人材とは、いまのところ表立った能力は現れていないが、潜在的な力や成長する可能性がある人材を指します。能力重視の採用ではないからこそ、面接担当は少ない情報で求職者の可能性を見つけ出さなければなりません。面接下手は、ポテンシャル人材採用時にどのような影響があるかをみていきましょう。

アピール下手は「当たり前の水準が高い」

前提としてアピールしないと不採用になるケースが多いです。例えば以下のケースを一緒に考えていきましょう。

・四半期の営業成績が120%達成できた要因はなぜでしょうか?
私が担当していた企業の1社にて、たまたま時期ニーズがあり本来の倍以上の受注ができたからです。自分の力で達成できた訳ではなく、運が良かったのが1番の要因だと考えています。

・チームリーダーとして牽引できた要因はどんな所にありますでしょうか?
私のチームは優秀な方ばかりでまわりに助けられてばかりでした。私自身はサポート役に徹していて、私は大したことなく自分の仕事をまっとうしただけです。

アピールしなければ、採用担当側は「なにもしていないのか」と鵜呑みにして不採用と判断します。事実を伝えることは大切ですが、例えば上記の場合、運を呼び込んだ背景に「クライアントとの信頼構築のためにホウレンソウは小まめにおこなっていました」や「チームメンバーの能力を最大限発揮できるように自ら雑用をして環境を整えた」など、アピールする要素は必ずあります。アピール下手の方は、アピールすることが出来ないのではなくて、アピールする要素を勝手に自分の中で判断して、除外している可能性があります。

「当たり前の水準が高い」ということが、アピール下手の要因のひとつでしょう。

全員がスーパーマンである必要はありません。例えばあなたが営業アシスタントとしてイメージしてみてください。日々営業マンが営業に集中できるのはなぜでしょうか。営業アシスタントが営業に集中できる環境をサポートしているからです。ホウレンソウを徹底して、書類や資料を用意してくれるからではないでしょうか。十分に評価できるポイントです。(あくまでも考え方の一例です)

自分のモノサシだけで考えてはいけないということです!評価するのは面接担当です。

弱さが有利に働くこともある

面接下手は謙虚な方が多いです。そんな方々が面接時によく言うフレーズがあります。

  • 大したことではないですが、、、

  • 自分の力不足で弱さでもありますが、、、など

前述でも説明したように「当たり前の水準が高い」ので謙虚に恥ずかしそうに言う癖があります。期待をあげたくないリスクヘッジという見方もありますが、そこまで考えて発言できれば面接下手ではないでしょう。

自分の弱さをさらけ出すことで、時には信頼を勝ち得る場合もあります!弱さを見せられることは、あなたの強さでもあります。

特徴がないことが強みにもなる

人間は基本的に相対的にしか評価できません。人を評価する場合「他の人と比べてどうか」という比較をしておこなうケースがほとんどです。無意識的に、面接担当が募集する職種の社員と比較している場合も多いでしょう。

その場合、秀でる能力がないと評価として低くなる場合があります。求職者Aさんは社員のAさんよりも、〇〇の部分が秀でているが△△は劣っている。総合的にみて採用後「活躍できる可能性は高いのか?低いのか?」ということです。

日本の企業は「メンバーシップ型雇用」が根強く、専門職を除けば「ジェネラリスト」を採用する傾向が大きい。メンバーシップ型とは、雇用職務内容を限定しない働き方(総合職的な考え方)。ジョブ型雇用とは、職務内容を明確に定義して評価する働き方(専門職的な考え方)。

ジョブ型雇用が主流になっていっても、組織全体がトガった人材しか採用しない会社は少ないでしょう。個性が強すぎれば、必ず衝突もあります。組織が円滑にまわるためには、緩衝材的な役割の方が必要です。必ずしも会社の利益に直結せずとも、会社に貢献できる重要な役割は存在します。

特徴がないは、視点を変えれば「平均的にこなせるスーパージェネラリスト」平凡こそが強みにもなる!

夢や志が語れなくても大丈夫

面接をしていると「夢や志」をメインにアピールしてくる方がいます。例えば、以下のような内容です。

私は5年後10年後に〇〇のような状態になっていたい。その為に御社の事業に携わり、私の強みでもある△△を活かしながら、より事業成長をさせて、社会にも良い影響をもたらしていきたいと考えています。

前提として、夢や志が高いことは素晴らしいことです!ここを否定するつもりはありません。私が啓蒙したい点は「夢や志が高くなくても大丈夫!」ということです。その理由は。

夢や志が高い人は「達成したい意欲が高い人」です。仕事は長距離走です。永続的に社会に価値を提供し続けれなければなりません。達成意欲が高くても「活動する意欲」が短距離走ではいけません。夢や志が低い人が必ずしも、活動する意欲が低いわけではないからです。

言い方に語弊があるかもしれませんが、良くも悪くも夢や志が高すぎる方は「柔軟性にかける、心が満たされる基準が高い」傾向があります。ただ、自分をもっている自信の表れでもあるので、一概に悪いことではありません。

企業に勤める以上、異動や仕事内容が変わることは避けられません。採用可否段階で退職するリスクも想定します。企業は活動意欲が高く、かつ長く維持できる方を採用したいので、以下のようなポイントもアピールできる要素のひとつです。

  • 日々の小さい出来事での感謝の気持ち「ありがとう」に大きな喜びを感じる

  • 小さい改善で、円滑にまわるようになったことが嬉しい など

夢や志が高いことが最重要ではなくて、どのような仕事や環境下でも「楽しめる工夫・モチベーションを担保できる素養」一見地味なことが継続的な活躍に繋がる土台ともいえます。アピールできる立派な要素です。

まとめ

  • 採用難易度があがる昨今、いかに面接下手を見極めて原石を見つけるかに注目が集まっている

  • 20代のポテンシャル人材採用は、企業側も積極的にみている

  • そもそも「面接下手=能力が低い」ではない

  • アピール下手は「当たり前の基準が高い」傾向がある

  • 弱さを見せることは、時に信頼を勝ち得る場合もある

  • 特徴がないは、視点を変えれば「スーパージェネラリスト」の原石でもある


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