ロックの永眠〜偉大な鮎川誠へ〜

悲しい知らせが入って来た。
シーナ&ロケッツ(シナロケ)の鮎川誠が急逝したとの事。
いまの音楽を聴く世代にとっては取るに足らない出来事だろう。
でもこれだけは言える。
今日、日本最後のロックンローラーが亡くなった。

ぎゅうぎゅう詰めのライブハウスの1番高いところで、トッポい鮎川が演奏する。
手にはボロボロのレスポール。
そこから鳴るパワーコード。
パンキッシュで破壊的なギターソロ。
アンプセッティングなんて音がでかけりゃいい。
汚い空気を、タバコというフィルターで浄化させてロックを叫ぶ。

とってもかっこよかった。
誰にも負けないかっこよさだった。

でももういない。
今の世代にも彼のような人はいない。
これは現代音楽に対する当て付けなどではなく本当に変わる者などいないのだ。

酒とタバコとドラッグにセックス。
彼が作りあげた「不潔」で「不埒」な時代は幕を閉じた。

そして今後、綺麗で道徳ある音楽の時代となるだろう。
もっとも、時代がそれを求めているのだろうか。
ロックは亡くなった。永遠に。
鮎川誠さん、本当にお疲れ様でした。

今日はこれでも見て彼の半生を振り返ろう。
https://youtu.be/XGI08jdqZ-k

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