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♯ゆたかさって何だろう~記憶の分散投資~

時間とお金

ひふみコラボでこんなこと言うと語弊あるかもしれないが、お金はそこまで大切なものじゃない。
別に「お金より愛だ」なんてキレイごと言うつもりもないし、「時間はお金じゃ替えないよ」なんてオッサンの後悔みたいなことを言いたいわけではない。

人生において最小単位となるものは何か、人生を構成する原子(素粒子は考えない)とは何かを考えると、「時間」なのは間違いないと思う

なんの技術も人脈もない人が、時給790円(最低賃金)のアルバイトをする。
1日働けば6,320円。月20日出勤で126,400円。1年で1,516,800円。10年で1500万。100年で1億5千万。1000年アルバイトをすれば、10億が手に入る。
「誰でもできる簡単なお仕事で、10億円があなたのものに!」

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不老不死

ここで残念なお知らせだが、人間は1000年も生きられないらしい。現在の最高齢ギネス認定でも122歳だそうだ。
なんとか不老不死を手に入れて、1000年アルバイトしよう。

死の定義

死亡時刻とは、心臓が止まった時?脳を含めた循環不全になった時?
大きな事故にて、すでに心肺停止状態で救急搬送された人は、「搬送後まもなく死亡が確認された」とされる。
死亡時刻とは、医師が患者の死亡を観測した時刻である。
搬送中のネコはまだ死んではいない。

行方不明者は7年で失踪宣告にて、死亡したとみなすが、法律と物理は分けて考えるべきだ。

自身の心臓が止まっていようが、観測されずに他者の記憶に生き続ければ、それは「生きている」とは言えないかもしれないが「死亡していない」状態を維持できる。
より多くの人間により多くの時間、覚えてもらうことで人生の総量を増やすことが出来る。

忘れる

それでは今から10秒後に、読者の皆さんにはご自身の名前を忘れてもらいます。
・・・・・・・(10秒経過)。
あなたの名前はなんですか?
忘れることが出来た人はいないはずです。それだけ難しい行為なのです。

人生の内で、良い事と悪い事の割合は分かりませんが、多分悪い事の方が多いと思います。
しかし、私たちは忘れることが出来る。嫌なことも、ぐっすり寝て忘れなければ精神衛生上よくないと思う。

RAID

「忘れる」という機能は必要だが、忘れたくないもの、周りに忘れて欲しくないものはたくさんある。
ならば、記憶をRAIDで疑似バックアップをしておけばいい。

友人と共通の話題を話し、後輩に仕事のノウハウを教える。
すると、自分が忘れても周りに聞けば思い出す。

また、個人の情報を社会にアウトプットすることで、情報が成長し、自身にとって良い情報に育って帰ってくる。

似てるなぁ

「時間が大事→記憶に残す→アウトプット→情報が成長し文化へ→世の中に生き続ける」

個人の情報を、多方面の社会にアウトプットすることで、忘却リスクの分散を図り、育てた知識となって帰ってくる。また、その循環で、世界の知識レベルが上がる。

個人資産を、社会に分散することで、タマゴが全滅するリスクを減らし、運用が上手くいけば増えて帰ってくる(元本保証は無し)。また、その循環で、世界経済を活発にすることが出来る。

でも、慌ててはいけない。大事なのはやっぱり時間だ。焦ることなくゆっくりと「ゆたかさ」を積み立てていく。その過程も結果も、みなさんに「ゆたかさ」をもたらすのではないだろうか。


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