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ワイン好きに捧げるレシピ#25《カボチャとクリームと泡ワインと》

長らく続いた緊急事態宣言も、10月より全面解除となりましたね。

筆者がペアリングメニューの開発に携わらせていただいている横浜のワインビストロ路地裏も、ワインを含む酒類の提供を再開することとなりました!

再開に伴い、先日シェフ達と共に10月のペアリングメニューの試食会を行いましたので、またの機会にそちらの奮闘ぶりもご報告できますと幸いです。

さて、本日はそんな10月メニューにも採用されている旬のカボチャを使った、泡ワインに合う一品をご紹介します。

ワイン好きはもちろん、飲み慣れていない方にもオススメのレシピになりますので、ハロウィンパーティーのおもてなしにも喜ばれること間違いなしですよ!

ワインが飲みたくなるカボチャのムース

【材料】

カボチャ         250~260g(皮を剥いた場合は約200g)
牛乳           250ml
生クリーム        100ml
粉ゼラチン        5g
砂糖           5g
塩            1~2g(お好みで調整してください)
レモン果汁        少々
アーモンド        適量
氷水           適量
※分量:4人分

【作り方】

①カボチャは皮を剥き、仕上げ用の5mm幅の角切り・3mm幅のくし切り(人数分)以外の残りをすべて大きめに角切りする。5mm幅の角切り・大きめに角切りしたカボチャを耐熱皿に入れ、ふんわりラップをかけて600wの電子レンジで約5分加熱する。

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②鍋に牛乳・生クリーム・砂糖・塩を入れて加熱する。すべて溶け込んだら火を止め、粉ゼラチンを加えて混ぜ合わせる。

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③鍋より一回り大きいボウルに氷水を入れて②を浸し、①の大きめに角切りしたカボチャを加え、冷やしながらブレンダーで撹拌かくはん する(ブレンダーがない場合は、マッシャーや木べらなどで潰してください。冷やしながら混ぜることで気泡がなくなります)。

④器に入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で30分~1時間おく。

⑤アーモンドはみじん切りにする。

⑥①の3mm幅のくし切りにしたカボチャ(仕上げ用)をフライパンに入れ、両面に軽く焼き目をつける。

⑦④が固まったら冷蔵庫から取り出し、レモン果汁と⑤、⑥①の仕上げ用のカボチャをトッピングして完成!

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ムースの濃厚でなめらかな口当たり、トッピングのホクホク・カリッと香ばしいカボチャの3種類の異なる食感が楽しめる、この季節ならではの一皿です。

少しだけ加えた塩味・酸味がポイントで、カボチャのやさしい甘味と生クリームのコクが際立ち、思わずワインを欲する味わいに!

濃厚なコクと酸味を持つ泡ワインと合わせたい

カボチャの甘みに寄り添い、ムースの濃厚でまったりした風味にも負けないようなコク深いスパークリングワインが好相性です。

▼ワインビストロ路地裏では、スペイン産のカヴァをペアリングしています。

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こちらの Bohigas Brut Reserva NV(生産者:ボイーガス、銘柄:ブリュット・レセルバ)は、カタルーニャ州のアルト・ペネデスというエリアで育まれた、チャレッロ、マカベオ、パレリャーダの3品種を用いて造られるカヴァです。

濃密な果実味、きりっと爽快な酸味、余韻に繫がるコク深さ、どちらを取っても高レベルで、濃厚なムースの風味をふわっと包み込んでくれる1本です!

【ワインを合わせるコツ】

◎カボチャの豊かな甘味には、ふくよかな果実味を持つワインを選ぶ。
◎アクセントの塩味・酸味には、豊かなミネラル軽快な酸味を持つワインを合わせる。
◎ムースのまったりした食感・旨味には、持続性のある細やかな気泡濃厚なコクがあるものを。
◎ローストカボチャ・アーモンドの香ばしさには、瓶内二次発酵(瓶内で二次発酵を起こし、炭酸ガスを液体に閉じ込める方法)由来の焼いたパンのような芳香を持つワインが好相性!

おまけのアレンジレシピ - カボチャと焼きトウモロコシのムース -

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バター醤油(※トウモロコシ1/2本、無塩バター4g、醤油小さじ1/2)で味付けしたトウモロコシを、ムースと交互に乗せるだけ!

カボチャの甘味に、焼きトウモロコシの食欲をそそる香りとボリュームが加わり、白ワインにもペアリングする一品になりますよ。

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ワインビストロ路地裏では、noteでご紹介したメニューのほか未公開メニューもございますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

instagramでは、実際にnoteレシピにペアリングさせていただいたワインと気まぐれに着物について発信中です♪

美味しい料理とワインに囲まれ、皆様の暮らしが彩り豊かなものとなりますように。




記事をご覧くださり有難うございます(^^♪ サポートいただきました資金は、すべてペアリング研究費・レシピ開発費に充当いたします。 1人でも多くのワイン好きにレシピを捧げさせていただきますので、今後とも宜しくお願いします!