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ナガバオモダカの花は綺麗だ

我が家では屋外の屋根の下で、トロ舟を利用したビオトープを設置している。セメントの材料を混ぜたりする作業などで多く使われるトロ舟だが、その為の頑丈さも備えている為に、ガンガンと日光が当たるビオトープの容器として使う方も多いように思われる。

そこに硬質の赤玉土を入れて、鉢植えにした植物、カキツバタ、ガガブタ、そして畑から引っこ抜いてきたアシを沈める形で基本的には形成されている。

だが、ナガバオモダカだけは根が長くなってしまった関係上、直接赤玉土に畑の土を盛って、春に直植えしておいた。

結論からいうと、そのまま根を適度にカットしながら、購入したポッドのまま栽培した方が良かったかもしれない。それくらい、他の植物が生えるスペースを侵食するような形で、ナガバオモダカは根や茎を盛大に広げている。 

ナガバオモダカは外来種で外に捨てられると池の周りで猛威を振るうといわれるのがよく分かる現象だ。絶対に他所の池や湖に捨てたりしてはいけない。

そんなマイナスな面ばかり書いたナガバオモダカだが、たった1日だけ可愛く白い花を咲かせる。

小さくも可憐な花だ

1日しか咲かないというのがまた儚くもあり、それでこそ愛でる価値のある花であるなと思うし、この花が多くの人がビオトープにこの植物を好んで用いる大きな理由の一つになっているのは間違いないだろう。

これから秋にかけて、あと何回か運が良ければ開花を楽しむことが出来るはずだ。それを考えると、これからも毎日の観察やメンテナンスを楽しんで行うことが出来そうだ。

あまりにビオトープ内でのスペースの侵食が酷い場合は、適度に間引きやカットをしながら、この逞しくも涼しげで美しい植物を楽しみたい。

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