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高校生と伴走すること~ブリッジフェロー茨田さんの活動紹介~

東京都市大学の茨田です。

今回は私がブリッジフェローとして研究の伴走をしている高校生とのこれまでの活動の様子とそこから学んだことについてお話ししたいと思います!

担当している高校生はこれまでに「ネコの交通事故」について様々な角度から課題解決のための研究を行ってきた無類のネコ好き高校3年生です。

これまでに、「交通事故抑制を目的とした人が素早くブレーキを踏むためのストレッチ効果の研究」、「ネコの嫌がる周波数帯の解明」について研究してきました。

そして今回は、「ネコの嫌がる周波数帯とリズムの関係性の解明」というテーマで実験、解析をやってきました。

本人にとって、今回の研究への取り組みはこれまでとは異なり、本人が受験生ということで、時間の制限や不安がある中で研究を行うという大変難しい状況だったと思います。データを取ろうとしたタイミングで体調を崩してしまうなど、途中様々な問題がありました。

その中でも、受験勉強の合間を縫って、研究協力者を探し、実験、記録を行ってきました。また、未経験の専門的な音声編集ソフトや統計解析ソフトにも挑戦されていました。

私自身、この伴走を通して様々なことを学ばせて頂きました。これまでに他の人の研究を始めから最後まで通して見る経験がなかったので、ちゃんと指導できるか不安でした。

ですが、「指導」するのではなく「伴走」することが今回の目的であることを、高校生とのメンタリングの中で再確認することができたことで、正しい方向に研究を修正する時には、解決策を一緒に高校生と考えるということが「伴走する」ことであるということを学びました。

その中で、高校生から解決案が出てきてくれた時には非常にうれしかったです。 高校生とうまく伴走することができている結果かもしれませんが、無事、志望していた大学に入学することが決まりました!

その勢いのまま、今回の「生物コミュニケーション大作戦」のゴールである、サイエンスキャッスルに向けて私も一緒に頑張っていきます!

執筆:ブリッジフェロー 茨田


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