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残酷だけど美しい!?凄惨な殺人事件を起こした犯人の目的とは?「悪魔と呼ばれた男」

こんにちは、読書子です。

本日、紹介する本はこちら。
神永学著「悪魔と呼ばれた男」

引用:Amazon

タイトルに引き寄せられて、手に取った作品です。
とにかく面白くて、久しぶりに読書に没頭しました。

では簡単にあらすじを紹介しましょう。

ワイヤーで空中に吊るされた女性の死体が発見された。
彼女の首には悪魔の象徴である逆さ五芒星が刻まれている。

残忍だが美しいともいえる犯行現場は、悪魔と呼ばれるシリアルキラーの仕業だった。
警察が必死に捜査しているにも関わらず、手掛かりが全く掴めない。

そこで警視庁は特殊犯罪捜査室を新設。
メンバーは創設者の警視正・大黒、犯罪心理学のエキスパートである|天海《あまみ》と、捜査一課で検挙率NO,1を記録し、「預言者」という異名を持つ阿久津《あくつ》。

最初はすれ違いながらも、徐々に二人は犯人へ迫っていく。
果たして、犯人の狙いは何か?
二人を待ち受ける衝撃的なラストとは!?』

最初は時系列もバラバラで、犯人や天海、被害者といった様々な人物の視点で物語が進んでいきます。
でも、最後は一つのパズルが完成するように、全てがまとまるんです。

みんな無関係に見えて、実は意外な共通点があったり、ラストに近づくにつれて、ある登場人物の秘密が分かったりします。

実は、私、シリーズものだとは知らず、続編の「悪魔を殺した男」から読んでしまったんですね。
だから、犯人は分かるのですが、それでも展開が読めず、最後までドキドキしました。
ミステリーやサスペンス好きの方は夢中になると思います。

そして、この本は「悪魔」というワードがよく出てきます。
はじめは殺人事件を起こした犯人に当てはまるのかと思いましたが、違いました。
登場人物それぞれの思いや行動が「悪魔的」なんです。

ただ、最後まで読んだ後、「この人のやっていることは本当に間違いなんだろうか?」と考えさせられましたけどね。

気になる方はぜひ、読んでみてください。
きっと、続編が気になりますよ。


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