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本紹介|『人は話し方が9割』

こんにちは、しーさんです。突然ですが、あなたは自分の話し方が、相手にどんな印象を与えているか、気にしたことがありますか?日々の何気ない会話の中で、相手との距離が縮まったり、逆に離れてしまった経験はありませんか?

こういった瞬間に、話し方のコツを知っているだけで、相手との関係がぐっと良くなるんです。

この記事では、人は一番自分に興味があるという事実を踏まえた話し方のテクニックを紹介します。さらに、拡張話法という効果的なコミュニケーション手法や、悩み相談で気をつけるべきポイントもお伝えします。

話し方を少し変えるだけで、あなたの周りの人間関係がどう変わるのか、ちょっと試してみたくありませんか?読み進めるうちに、きっと新しい発見があるはずです。それでは、一緒に学んでいきましょう。


1. 話し方の大切さ

最初に押さえておきたいのは、話し方がなぜ重要かということです。考えてみてください。日常の中で、何気ない会話が積み重なり、私たちは他者との関係を築いています。話し方ひとつで、相手との信頼関係が深まったり、逆に溝ができたりすることもあります。

特に重要なのが、人は誰でも自分に一番興味があるという事実です。自分の話を理解してくれる人、興味を持ってくれる人を私たちは好むものです。たとえば、集合写真を撮ったとき、あなたは誰を一番に確認しますか?おそらく、自分のことではないでしょうか。自分の写真写りを確認して、次に友達のことを確認することが多いでしょう。

つまり、相手に寄り添い、理解してもらえたと感じることは、信頼関係を築くための第一歩なのです。

2. 聞き方が人間関係を左右する

では、どうすれば相手に「わかってもらえた」と感じてもらえるのでしょうか?

そのためには、聞き方が鍵となります。話し方が大事なのと同じように、聞き方も人間関係に大きな影響を与えます。

例えば、最近友達と会話をしたとき、相手がどのように反応してくれたかを思い出してみてください。もし相手がただ「うん、そうだね」と受け流すだけだったら、あなたは「この人は自分の話に興味がないのかな?」と感じるかもしれません。

一方、相手が笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使ってリアクションしてくれたらどうでしょう。自分の話をもっと聞きたがってくれていると感じて、心が開きやすくなるはずです。

相手の話に関心を持ち、3つの表情を駆使することで、相手に「理解されている」という感覚を与えることができます。これが人間関係を深めるための重要なポイントです。

3. 拡張話法のテクニック

次に、ただ話を聞くだけでなく、会話を広げるためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここで拡張話法というテクニックを紹介します。このテクニックを使うことで、相手との会話をより深く、そして自然に広げることができます。

拡張話法は、次の5つのステップで構成されています。

1. 感嘆:相手の話に驚きや関心を示す。「え!!本当に?まじか!!」というような反応をすることで、相手は自分の話に興味を持ってもらえていると感じます。
2. 反復:相手の言葉を少し別の形で繰り返す。「最近は本当に忙しかったんだね」と確認することで、相手に安心感を与えます。
3. 共感:相手の感情に寄り添う。「それは大変だったよね、その気持ちわかるよ」と共感を示すことで、相手に話す勇気を与えます。
4. 賞賛:相手の努力や成果を称える。「それでも頑張ったなんて、すごいよ!」という風に褒めることで、相手は話にノってきます。
5. 質問:相手の話を広げるために質問を投げかける。「具体的にどんな部分が一番大変だったの?」と聞くことで、相手も話を続けやすくなります。

このように、相手に共感し、適切なリアクションを取ることで、会話が一方的にならず、自然に深まっていくのです。

4.ポジティブアドバイスより共感

では、悩み相談など相手が困っているときはどう対応すれば良いかを考えていきましょう。

誰かが困っている時、つい「次は大丈夫だよ」「きっと良くなるよ」とポジティブなアドバイスをしたくなるものですが、実際にはアドバイスよりも共感が求められることが多いのです。

相手が落ち込んでいる時は、まずその気持ちをしっかり受け止めることが大切です。たとえば「その気持ち、よくわかるよ」「本当に辛かったね」と言って、相手の感情を認めることで、相手は「この人は自分の気持ちを理解してくれている」と感じます。

もちろん最終的に解決策を提供することも大切ですが、まずは共感を示すことで、相手は安心し、心を開きやすくなるのです。

5. 実践(行動)

これまでの内容を踏まえて、いよいよ実践です。まずは相手の立場に立って考えることを心がけてみましょう。

たとえば、あなたの友人が仕事でミスをして落ち込んでいるとき、「大丈夫、次頑張ればいいよ」と言うのではなく、「もし自分が同じ立場ならどう感じるだろう?」と考え、その気持ちに寄り添った言葉をかけることが大切です。「自分も同じような経験があるからわかるよ。辛かったよね」と共感するだけで、相手の心は軽くなるはずです。

さらに、会話の中で「相手が幸せでありますように」という気持ちを持ちながら話すことで、自然に優しい言葉が出てきます。こうした気持ちの変化が、コミュニケーションをより温かいものにしてくれます。

小さな一歩で良いので、まずは次の会話でこの共感と聞き方を意識してみてください。それが、話し方の改善に向けた大きなステップになると信じています。

6. さいごに

この記事では、話し方の重要性、そして相手に寄り添った聞き方や拡張話法のテクニック、さらに悩み相談での共感の大切さを紹介しました。

まとめると、次のポイントを意識することで、あなたのコミュニケーションスキルはぐっと向上します。

人は一番自分に興味があるからこそ、相手に「自分のことをわかってくれる」と思わせること。
拡張話法で会話を広げること。
ポジティブアドバイスより共感を大切にすること

早速次の会話で、相手の立場に立ち、共感を示し、拡張話法で話を広げてみましょう。少しずつ実践することで、あなたの話し方が確実に変わり、周囲との関係も深まっていくはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたの未来は話し方が9割!


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