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藤井聡太論 将棋の未来(著者:谷川浩司)


ジャンル:将棋
満 足 度:★★★★☆


〇まとめ

・藤井氏は将棋がずっと好きで自然にやってきたが、好きの度合いが桁違い

・持ち時間を使って懸命に考えることは、その対局で必ずしも生きなくても、将来の対局に向けた大きな財産になる

・一番集中出来ている時は集中している実感すらない

・身体を動かすことでまた新しい気持ちで将棋に向き合える

・棋士の3つの顔:研究者、勝負師、芸術家

・現時点での藤井氏の倒し方:彼が得意としない戦法で形勢と時間をリードし、終盤で追い抜く

・対局に勝っても課題が見つかるのが理想的

・勝負師という面ではポーカーフェイスの方が間違いなく有利

・1局の勝ち負けよりも1局の中で平常心を保つ方が重要

・自信には努力の裏付けが必要

・事前研究は技術だけでなく、精神安定剤の役割を果たす

・才能とは積み重ねを苦とせず、自然に続けられること

・自分自身が一番大切だから、成績を他人と比較することは意味がない

・健康で将棋を指せるだけで幸せ

・運が良いことを当たり前に思ったら、その運が逃げてしまう

・将棋の神様がいるなら、普段から真摯に向き合っているほうに味方する

・プレッシャーが掛かっている場面では、相手も同じ状態

・負けるときでも、相手に楽をさせない

・将棋で学べること:
思考力、記憶力、集中力、持続力、時間管理、目標達成、モチベーション、平常心

・AIが示す評価値がなぜそうなるのかを考える

・現代の将棋は事前研究が大事で対局前に疲れる

・美学に縛られると自由度が減るが、AIはそうした縛りを受けないので、自由度が高まる

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