無(最高の状態)【著者:鈴木 祐】
〇ジャンル
・脳科学、神経科学
〇感想
・科学に基づいたトレーニング法が想像以上に紹介されていて驚いた。実際に取り組むのが難しそうなものもあるが、出来そうなものもいくつかあったので生活に取り入れる。
・仏教や禅に関する話もあり、科学と古典がバランスよく取り扱われていた。
・各章が次の章の基盤になっており、一つ分からなくなると全体を理解するのが難しくなるため、今後も繰り返し読みたい。
・メンタル本はこれ1冊あれば足りる。
〇自分に活かせること
・苦は人間のデフォルト設定
・大昔から人間に備わっている警戒システムが、安全な現代では過剰な反応となっている。
・第一の矢(起きてしまった事実。病気の痛み、怒られたなど)は避けようがないが、そこから自分で自分に放つ第二の矢によって人は苦しむ。第二の矢をいかに打てないようにするか。
・結界を自分の中で張る。
・感情を表現する言葉を学ぶ。
・呼吸はやはり重要
・自己解説法
・暗算法
・権外と権内を見極める。
・ネガティブ感情に抵抗せず、降伏する。
・「作務(さむ)」:日常生活(食器洗い、掃除、食事など)をしながら感覚に意識を向ける。
・「軟酥(なんそ)」:頭のてっぺんにバターを置いて、それが溶けて身体中の疲労を和らげながら足の裏まで到達するのをイメージする。
⇒サウナ中は特にイメージしやすかった
・宇宙や自然など人間をちっぽけに感じられる物事に接する。
・散歩で驚きや感動を探しながら歩く。
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