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眠れないほどおもしろい哲学の本: もう一歩「前向き」に生きるヒント【著者:富増 章成】
〇ジャンル
哲学
〇目的
哲学の基礎の基礎を学ぶ
〇要約
哲学を学ぶことで人生のヒントや、考え方を身につけることが出来る。また、哲学はもともと自然哲学(自然の成り立ち)からスタートし、人生、正義、善といった、いわゆる私たちがイメージする「哲学」にとどまらない。 あらゆるものが哲学の対象となり、懐が深い学問。
〇各時代の哲学の主な思考対象
古代ギリシャ哲学・・・根源
中世哲学・・・神様(主にキリスト教)
近代哲学(ルネサンス以降)・・・人間中心
現代哲学・・・自分や自己実現
〇感想
・時代とともに考える対象が移り変わっていくが、逆に、現代の人が考えるような悩みがすでに約2500年前から考えられているのも面白い。
・古今東西様々な人がそれまでの考え方に賛成や反対をして自分なりの哲学を作り上げているが、正解は存在しない。
・哲学とはある意味で壮大な暇つぶしであり、人生が全う出来ており、現状に満足している人には必要ないと思う。しかし、悩みや不満がある人にとっては、過去の哲学者の考え方を参考にすることで、多少なりとも生きやすくなれば、それこそが哲学の意義だと思う。
・人生に迷ったときや悩んだときに、「ちょっとしたヒントをもらおう」くらいの気持ちで哲学に触れるのが良いと思う。極めようとしだすと、逆に生きづらくなるのでは。
・「ソクラテスの問答法」や「プラトンのイデア論」、「デカルトの我思うゆえに我あり」、「ニーチェの神は死んだ」という一度は聞いたことがある名言よりも、自分に活かせそうな考え方はある。
〇自分に活かせること(印象的な考え)
【アリストテレス】
・形而上学(全てのものには「目的」がある)
・知ること自体が幸福
・中庸(バランスが大事)
【ジェイムズ】
・ポジティブ哲学
(自分の人生において実際に効果があるのなら、他の人が何と言おうとそれが真実。⇒例え宗教であっても、その人が信じることで人生が楽になるのであればそれでよい的なこと。)
・生きがいがあると信じたほうが、気分がいいから、それが真実
【ハイテガー】
・死を意識することで無駄な1日を過ごさないようになる。
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