桐島は、安倍政権の経済政策に興味を持っていたため、早速、「安倍晋三回顧録」を読了しました。
長期の安倍政権により、官僚の忖度文化が根付いた、と巷では言われていましたが、安倍元総理から見た光景は異なっていたようで、驚愕しました。
霞が関の関係省庁に関連する箇所を抜粋したいと思います。
財務官僚、経産官僚、外務官僚、警察官僚のカラーの違い
官庁によって、全くカラーが異なることを、安倍元総理が指摘しています。
厚労省関係
厚労省は、2001年に労働省と厚生省が統合して出来た、霞が関で一番大きなマンモス官庁です。
介護保険法、国民年金法、厚生年金保険法、国民健康保険法、労働基準法、生活保護法、児童福祉法等、重要法律を所管していて、厚労大臣の国会での答弁時間は、日本一長いのです。
こんな、マンモス官庁の厚労省に対する安倍元総理の不満を抜粋します。
医系技官とは、医師の資格を持った行政官です。医師の世界に嫌気がさしたのか、権力志向が強く厚労省で制度を変えたいと思ったのか、色々な動機があると思いますが、厚労省のHPを見ると、如何に医系技官が厚労省の上の方のポストを握っているか、記載があります。
総理でさえも、思い通りにできない、厚生労働省、、、
ある意味、最強官庁ですね(;´Д`)
次は、霞が関の真の最強官庁の財務省です。
財務省関係
財務省に関しては、記載が多岐にわたり、安倍元総理の恨み節が多く見られます。安倍元総理が、如何に財務省の支配を嫌っていたか分かります。
財務省が、ときの政権を倒そうとするという告白までしています。
ここでも、安倍元総理が、如何に財務省の手玉に取られないように注意していたか、分かります。
以上、財務省に関する記述が、全省庁のなかで、1番多くなっています( ;∀;)
外務省関連
外務省に関する記述は、マイナスのものが多いです。地域毎の縦割り行政が分かります。
防衛省関連
安倍元総理の成果として、防衛庁を防衛省にしたことに、誇りを持っている記述です。
法務省関連
法務省と政治家の関係を端的に示しています。
内閣法制局関連
経済産業省関連
安倍元総理にとって、一切悪口がないのが、経産省でした。今井秘書官、長谷川補佐官の貢献が大きいと言えます。
長くなりましたが、安倍元総理でさえも、抑えられなかった官庁、そして官僚たちの話は、非常に興味深く、初めて知ったものばかりでした♪