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学習するメリット

2024年2月人気記事4選

勉強するのは苦痛という感覚を持っている人は多いと思います。特に学生時代にそれを経験してから、苦痛を乗り越えるから、その分、ご褒美としての、合格が得られる。そういう、思いが染み込んでいる人も少なくないと思います。

しかし、学習することは、苦痛ばかりではありません。むしろ、メリットがいくつもあります。そのうちの一つは情報リテラシーの向上です。

法律のことを知れば、自分が知らないうちにどんな法律行為をしているのか、よく理解できるようになります。

コンビニであんぱん一つ、買っても、売買契約が成立しています。契約書は証拠にすぎないので、口頭で、もしくは契約意思の合致さえあればいいので、身振り手振りでも、契約は成立しています。で、表示に

つぶあん

と書いてあったのに、食べたら、

こしあん

だったら、契約不適合です。原因はお店の人の表示の錯誤かもしれません。製造段階に原因があるのかもしれません。そうなると、顧客からすれば、製造メーカーは履行補助者なので、通常は履行補助者の債務不履行は債務者の債務不履行とみなされます。お店の人の錯誤だと、お店の人は錯誤による取消が出来るか?というと、普通は重過失になるので、出来ません。なら、顧客は契約不適合による、責任追及が出来るようになります。普通は返金に応じるなり、交換ですよね。

このように、自分が意識していないのに、法律行為をほぼ、毎日、しているのです。スマホに無料アプリをインストールする時に、

免責事項とか

契約書

とか書いてあって、ボタンを押したら、それを了承したことになりますと書いています。もちろん、ボタンを押さないと、次に進めないので、インストールできません。つまり、インストールすれば契約が成立しているということです。

ニュースなども何を言っているのか、わかってきます。大人になると、義務教育の事は皆が知っているという前提で報道されるのはもちろん、

なんとなく、マスコミが作った、基本水準みたいなのがあって、その範疇だと、説明をされないんですね。

例えば、本日、大手〇〇社で株主総会があり、代表取締役(社長)の責任を問われることとなり.…。

という報道も、株主総会ってそもそも、何だ?社長って一番、エライのに、誰から責められているの?

という、知らないと、本当はわからない疑問

大人になると、誰にも言えないので、

なんとなく知ったフリをしている

という状態が長く続いているという人が少なくないと思います。その証拠に、解説系のTV番組や、動画がそれなりに視聴者数になっています。

皆が知っているなら、誰も見る人はいないはずですから。中学生のお子さんとかいらっしゃる方はぜひ、教科書を借りて、読んでみてください。

おそらく、社会科で習うと思うのですが、

「え!自分達の時もこんなの、習ったんだっけかな?」

というのが結構、載っていますし、

「こんなので、社会に出ても、自分達と同じ、大人になるだけだな」

と思うこともありますから。それくらい、一般の人は法律について、無知なんです。国会もいつやっているんだろう?やってないとき、何をしているんだろう?臨時国会?なんで臨時なの?

などなど.…。

そういった、社会で生きていく上で、あった方が良い知識が大人になってから学習することで、子供の頃に

さらに上の学校に行くためだけの詰め込まされた、その場限りの知識

とは違って、納得感が違います。


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