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【ドライフード派向け】‐療法食の解説 ストルバイト結石治療用 前編‐

<ユリナリーS/Oについて>

尿結石は、ドライフードが生み出したドライフード由来疾患の一つです。
ですから、尿石溶解・再発予防療法食は、ドライフード100%常食の犬猫で需要が高い療法食です。

各社からさまざまなストルバイト治療時用の療法食のラインナップが販売されています。


今回は、シェアNo.1であるR社の「ユリナリーS/O」について解説します。

S/OのSはストルバイト(Oはシュウ酸カルシウム結石)の意味です。


一番の特徴は、ナトリウム量が多い(塩辛い)ところです。

S/Oシリーズはウェットとドライに分かれ、ドライの方がラインナップが多いです。

なぜなら、利便性やコストの面からドライを選択する飼い主さんが多いからです。
(ただ実際には尿石の管理をする上では「ドライであること」がリスクファクターになりますから、治療時にはウェットフードにすることが好ましいです。)


ドライ(犬・猫)は以下の種類です。

・ユリナリーS/O
・ユリナリーS/O 小型犬用
・ユリナリーS/O エイジング7+
・ユリナリーS/O +低分子プロテイン
・ユリナリーS/O ライト
・ユリナリーS/O オルファクトリー
・ユリナリーS/O オルファクトリーライト
・ユリナリーS/O +CLT
・ユリナリーS/O エイジング7+CLT
・ユリナリーS/O +満腹感サポート
・ユリナリーS/O トリーツ
・pHコントロール +満腹感サポート


簡単に説明します。

ライトは、肥満傾向の子向き。
オルファクトリーは、魚風味。
CLTは、カゼイン(C)とLトリプトファン(LT)が配合で「猫のみ」。
エイジング7は、シニア期(7歳)から。
低分子プロテインは、加水分解大豆タンパク。
小型犬用は、ポリリン酸ナトリウム配合。
満腹感サポートは、食物繊維でかさ増し。
トリーツは、療法食の形違い。
猫でpHコントロールと名がつく製品が残っているのは、メーカーのリニューアルタイミングの兼ね合い。

あとはその組み合わせです。


後編は上記説明の解説です。

▷後編へ


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