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シーエスレポーターズの「ソーシャルメディアガイドライン」を書いた理由

2020年4月24日に、シーエスレポーターズの自社サイトをリニューアルしました。

このリニューアルに伴い、自社サイト内でコンテンツを生成し、それを発信していけるような状況にすることができました。これを書いている、と言うことは、今まではできてなかったことを露呈することを意味するのですが、仕方がないので正直に書けば「できてなかった」と言うよりも「発信してこなかった」ことになります。

代表である中山賢一が創業したのは2000年8月ですから、今年で20年になります。IT業界で見ても老舗の部類に入りますが、創業から20年後の生存率は0.3%だと言われている中でも事業を「継続できている」ことは、一端に所属する身としては、本当に素晴らしいことだと考えています。

その20年の中で培ってきた経験やknow-howは存分に溜まってきていますし、実際にたんまりとあるのです。ただ、それを対外的に発信してこなかった。

中の人たちが積極的にするような雰囲気になかったのかもしれないし、それをやろうという雰囲気や、グイグイと引っ張ってやるような人が足りなかったのかもしれない。その過程をぼくは見てこなかったので、正直、わかりません。

ただ、創業から20年後の2020年1月に参加してきた目一杯、外部の人間だったぼくが発信されていないことを認知をしていたぐらいなので、まったく無関係の人たちからしたら何も感じられないほどだったのではないでしょうか。(すいません、随分とかなり強めな言い方になってしまいました......)

もちろん、何もしてこなかったのかといえば決してそんなことはなく、VRやARをはじめとした先端技術を扱う事業部としてGugenka®︎は、事業ドメインを「先端技術を扱うもの」とし、その提供先をアニメとすることで業界的にも、他の業界に属する人たちからも認知されるに至りました

結果として、シーエスレポーターズ全体としてもGugenka®︎に引っ張られる形で認知を得てきている部分があります。欲を言えば、Gugenka®︎単体での認知を得ていきたいのと同時に、Gugenka®︎にばかり依存しない形でシーエスレポーターズも発信する必要性を存分に感じていたのです。

そこで、法人設立(創業ではなく設立)から丸々16年を迎える4月。Gugenka®︎の「先端技術」と言う事業ドメインに対し、「(デジタルでの)コミュニケーション」を軸とした戦略提案とし、それができる専門家の集まりがシーエスレポーターズなのだ、と明示する方向で動くことになり、その過程であり結果の一つが自社サイトのリニューアルだったのです。

今回のサイトのリニューアルに対する思いを誰よりも深く、重く抱いていたシーエスレポーターズの取締役マネジャーである荻谷は、自社サイトブログ内のオギタニブログに決意を書いています。この決意の裏には、鬼の形相でデバックリストを200個以上も埋めている姿があったりしたのを見ていると、本気だったんだな、と思わざるを得ませんし、それだけ肝になるのだと考えていたことがわかります。

では、サイトのリニューアルがなったところで終わりなのかといえば、むしろ、これからが始まりなのです。

事業として取り組んでいる内容を対外的に発信を繰り返していくことと同時に、スタッフが業界からも業界外からも認知を得られるような形にしていきたい。それを担う部署である『コミュニケーションデザイン室』なんて場所を創設してもらった身としては、自分自身が楽しみながら取り組める仕事である以上、どうやったら人が巻き込めるのかをワクワクしながら恐る恐る取り組んでいるところです。

そんな経緯を踏まえたところで、スタッフが自発的に発信をするようになるためにも、会社としてガイドラインが必要になるのではないかと考えたのですが、ガチガチにしたくはありません。

「これはよし」「これはダメ」などといった具合に、イチイチ確認しなければならないものにしていては躍動感が損なわれますし、何よりもやっている当人たちが、何も面白味を感じられず、何のためにやるのかもサッパリわからなくなってしまうため、ガチガチなガイドラインの策定をしてしまうことは即座に形骸化することが明白です。

そうは言いながらも、社会的に名前を出す法人である以上、何でもかんでも許していいのかといえば、そうではありません。そうなると、シーエスレポーターズとして、シーエスレポーターズらしいガイドラインであるべきだと考えたので理念を使おう、と思い立ちました。

"Making The Fan/Funで行こう"

と書き出し、自由度を持たせつつ「大人」としての振る舞いを求めることにしたのです。

情報を発信を行うためには、自身が楽しめたり、なんとなく得ができたり、人と繋がって嬉しかったりと言った「楽しみ」があるからこそ「やりたい」と思えるものです。

それがない状態はやれることの制限される公園のようなもので、楽しめる場所はあるのに、その中でやっていいことを制限されているのであれば、そこからいなくなってしまいます。あまりにもガチガチに制限をかけられるぐらいであれば、別の場所で、別の方法で楽しめる方法を見つけにいきますし、何なら内輪にこもっていた方が楽に楽しめる。

ある程度の自由を持ちつつ、そもそもソーシャルメディアでの活動を楽しんでもらいたい。自身でもファンになって誰かの、何かの情報を追いかけるような状態を満喫してもらいたい。

それを前提としながらシーエスレポーターズのことを明示する場合には、こう言った点に気をつけてやっていきましょう、としました。

これが正解かどうかはわかりませんが、「お客さん」を楽しませる、「お客さんのお客さん」を楽しませるような取り組みを事業として担おうとする組織が、内部の人間に対してガチガチに楽しめない状況や環境をつくっていることって矛盾するものです。

そんなことを考えて出したものが、シーエスレポーターズのソーシャルメディアガイドラインで、これを #オープン社内報 として対外的にも発信していくことで、少しでもシーエスレポーターズの雰囲気や取り組みを知る機会になればうれしい次第です。

それでは、また。


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