見出し画像

回顧録:一度目のフリーランス生活

どうも、ゑんどうです。

今でこそ、在宅ワーカーのフリーランスとして身銭を稼ぐために必死ですが、その前にはカイシャインとしてどこかしらの企業で渡り鳥のような外気温や感情の赴くままに働いていました。

これまでにボクを雇用してくれた事業者のみなさんには感謝する他にありませんし、歯車の一部として機能することができたと実感できたところもあれば、歯車どころか歯車を堰き止めるネジみたいに他の場所では機能するのかもしれないけど、ここでは異物…みたいなこともあったかと思います。

そんな職務遍歴を見たとて、ボクの何だか安っぽいそれっぽさを良い方向に解釈し、雇い入れていただいたことには本当に感謝してもしきれません。改めて、ありがとうございました。

業界だけを並べてみると、スポーツ業界でスポーツトレーナーやスポーツビジネス関連で専門学校の教職員をやったりして10年、広告業界や歯科業界の情報システム部門にいたこともあれば、デジタルプロモーションやマーケティングの支援事業にも携わりましたし、エネルギー業界にも足を踏み入れたこともあります。

そうやって職務遍歴を辿っていき、始発駅はどこなのかって話になると、ボクはフリーランスのスポーツトレーナーをやっておったのです。そう、いま流行りのフリーランス。ボクは再びフリーランスとして生活費を稼ぎ出すことに必死になっているものの、再び戻ってくるとは思いもしませんでした。

それだけメタメタに失敗してた印象を持っているからなんですが、その失敗とは何かってことを抽象的に話しつつ、これからフリーランスをやりたいなぁ…とかフリーランスってカッコいいなぁ…ワクワク、みたいな人に注意喚起していきたいと思います。

会社員とフリーランスのメリット・デメリット

まず、前提を揃える意味で会社員とフリーランスについて、それぞれメリットとデメリットを見ていきましょう。

カイシャイン

会社員は、月額で定額の安定した収入が入ってきますが、これは精神安定剤として非常に大きく機能します。さらに、月額の手取り額は下がるものの社会的保障が入ってきますし、離職したらしたでお金がもらえる制度も揃っています。また、定期的な昇進や昇給の機会があるというのはフリーランスにはない精神安寧を司る上での必須事項とも言えるでしょう。

一方、機械的なルーティンワーク化してしまうと一気にモチベーションが低下してしまうでしょうし、上司や同僚との人間関係に起因したストレス、仕事とプライベートのバランスの調整が難しいといったデメリットは無視できません。

フリーランス

フリーランスは、傭兵です。自らのスキルと経験によって戦場を駆け巡る傭兵なのです。

自分の活躍できる戦場を嗅ぎつけることができるため自由度が高く、自分のスケジュールや仕事内容を自由に選べることは多くの脱藩社畜勢からすると大きなメリットだと言えるでしょう。

自分自身のスキルと経験を武器に仕事を闘えるだけでなく、自身の値付けができる点から収入を増やすことができる可能性があります。

一方、やっぱりと言えるほどに安定した収入や社会的保障はありませんから、収入や仕事量にばらつきがあることがデメリッだといえ、それが嫌になってしまう人もいるのは間違いありません。

何より、顧客獲得には広義の営業スキルが必要で、自身を売り込むことができる人、もしくは誰かに紹介してもらえるようなスキルと経験を保有していることを認められないのであれば収入なんてありませんし、何より1人で仕事をこなしていかなければならないため自己管理能力が求められます。

フリーランスになりたての頃の失敗と気づき

ボク自身、初期のフリーランス時に大きな失敗をしたと自覚しているわけですが、明らかにプロ意識と営業力は欠如していたことを当時もそうですし、いまでも不足していたと振り返っています。

明らかに不足していた営業への認識

特に営業力の欠如は明確に売上がない状態に陥ってしまいますから、どうしようもないほどに絶望せざるを得ない状況でした。

商談力ではなく、営業力としているのですが、自分を売り込む場所を明確にし、どうやって自身を評価してもらうのか、何より、自身にお金を払ってでも契約していいと思えるだけの強みをどうやって表現するのかといった根本的なところまで考えられていませんでした。

「真摯に案件に向き合っていれば、勝手に仕事が舞い込んでくる」なんてことを平然と当然かのように考えていたのですから、恥ずかしい次第です。

フリーランスを志す人へ越えてほしいボクの屍

フリーランスを目指す場合、何よりも自己分析が必要で、自分自身のスキルセットと職域、どんな仕事をするのか、そこから案件を獲得するためにはどうしたらいいのかを丁寧に把握することが大切です。

たとえば、自分が得意な分野や好きな仕事、今後取り組みたい分野などは、カイシャインとして仕事をしてきた人であれば相応の分析ができるでしょう。もしかしたら高望みしている部分もあるでしょうが、少なからず自分のできることとやりたいことぐらいは分けられるはず。

そうやって自分にどんなスキルや知識、経験があるのかを丁寧に分析・整理し、そこからどのような仕事を受けることができるのか明確するのです。

次に、プロ意識と営業力を高めることが重要です。

プロ意識とは、仕事に対する責任感や誠実さ、クオリティの高さなどを指しますが、初期のフリーランスの頃にはのぼせ上がっていたといっていいほどに情けない品質のものを自信満々な顔をして提供したことは人生のける汚点であると言わざるを得ません。

また、クライアントとのコミュニケーション。これが本当に大事で、プロジェクトを走らせる上で必要なことを擦り合わせることだけでなく、困っていることに向けた適切な提案をすることも必要です。

さらに、納期を守るためにスケジュール管理を徹底すること。これもプロフェッショナリズムの一つですから、自己管理が苦手な人はフリーランスには向いてません。それを凌駕するだけの成果が出せるのなら別かもしれませんが…

上でも触れている通り、広義の営業力を高めること。これをするかしないかによって顧客獲得につながるかどうかも大きく左右することになります。
営業力とは、自分自身を売り込む力や新規顧客の開拓力を指しますが、ポートフォリオやプロフィールページ、レジュメなどを定期的に整理していき、顧客ごとに何を求めているのかによってカスタマイズすること。
自分が提供できる価値や強みを明確にしつつ、相手の要望に応えられる具体的な想定を提示できること、これが営業力だとボクは考えています。これができないと、本当にフリーランスは仕事がありませんので注意しましょう。

おわりに

偉そうに書いてきましたが、ボクだってできてるとは言い難い存在なわけです。なんならできてない側の人間ですし、できないからこそ失注してしまっているケースだって多々あるわけです。

ただ、新卒で何にも組織論理などがわかっていない人がフリーランスになることなどは反対で、これは無能なボクだったから成功できなかったというよりも組織内にいたこともある立場からして、フリーランスへの求める基準や水準は非常に高いのです。

組織論理などを把握した上で対応できるのかどうかによって、フリーランスへの依頼をするかしないか判断することも少なくありませんから、組織人としての経験は無駄にはなりませんので、むやみやたらとフリーランスになってしまうことは避けた方がいいでしょう。

なんていう屍からのレポートでした。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo


#えんどうnote 、マガジンでフォローすると通知が届くのでオススメです!


最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 お読みいただき、それについてコメントつきで各SNSへ投稿していただけたら即座に反応の上でお礼を申し上げます!