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SDGs?ESG?sustainability?SDG Index?

ようこそ、お越しくださいました。

はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。

大学生など、若者たちにとっての町内会や独居老人からみた近隣小学校の運動会といったような見方をしている人も少なくないのではないかと思えるものの一つにSDGsがあるでしょう。

大半の人は世界中の気候変動などの地球規模の問題や国の政治権力がどの政党に渡っているかよりも、近所の覇権争いや不審者情報、さらには近所の飲食店が閉店するか否かなどの方が重要な話題だといい切れると考えてもおかしくはないだろうと自信を持っていえます。

今回話題にするのは、そんな多くの人は到底無関心のままで終わっていくだろうSDGsとやらについて、改めて触れてみます。

話題にしてるのは日本だけ?

SDG IndexではなくSDGsと呼称し続ける日本ですが、達成状況が2021年度から一つ順位を下げて19位となったそうです。

イシキタカイ系の方々が地球のために!ってヒーローみたいな台詞回しで語っているのではないかと思われがちなので、実は…みたいなのをこっそり調べてみてので貼っておきますね。

調べたのは世界中で利用されているGoogleの検索エンジンで話題になっているかどうかを調べるGooogle Trendsで「SDGs」「ESG」「sustainability(サステナビリティ)」「SDG Index」の4項目を入れて各国でどんなものなのかなって5年推移を見てみた結果です。

これを真に受けるのかどうかは各個人の趣味嗜好興味関心にお任せしますが、どうやらぼくの観測できる範囲の中で「SDGs」とやらを話題にしているのは日本だけっぽい。

どうやら、そういうことらしいのですが、いったい、どこでこれを話題にされているのでしょうね。アメリカではもちろん、ドイツでもフランスでも市井の人々は検索語句として入力することがESGやsustainability(サステナビリティ)と比較して圧倒的に少ないってことみたいです。

ちなみに、ランキング上位のフィンランドとかデンマーク、スウェーデンでも上記の状況は変わりませんので、その点、夜露死苦です。

ESGってなに

ESGは以下の3つの頭文字を取った略称ですが、SDGsが国連加盟国で採択された目標で、ESGは民間企業が経営で取り組むべき課題だとされています。

Environment (環境): 二酸化炭素排出量の削減、再生エネルギーの使用 など
Social (社会): 職場環境における男女平等、ダイバーシティ など
Governance (ガバナンス): 情報開示や法令順守 など
国連や政府が主体になって動いたところで、誰が取り組むのかって話になるわけですが、民間企業は資本が入るか入らないかを判断される基準としてESGを満たしているのか、課題解決に向けて事業活動を行っているのかどうかを投資家からみられるわけです。

そりゃ、どっちが必死になるのっていわれたら投資家からの資本を受け取りたい企業の方が真剣に取り組んでいくって方向になりますよね。

国連や政府が主導したところで、結局の所、実質的にお金を動かすのは企業なわけで、企業が営利活動を繰り返すうえでの前提としてESG要素を満たすような活動を行っていくことで十分条件としてESGが満たされていくって構図になるわけです。

sustainability(サステナビリティ)ってなに

sustainableってのは「持続可能な」って意味で、SDGsの第一句として記載されているのもSustainableです。

環境や社会、健康や経済など「将来に渡って機能を失わず、継できる仕組みや過程」を築けるのかってことを問いかける際に利用されます。

似たようなことばに「オリンピックレガシー」が存在します。オリンピックレガシーとは、「オリンピック競技大会のよい遺産(レガシー)を、開催都市ならびに開催国に残すことを推進する」と書かれているオリンピック憲章に記載されているものです。

要約すると、オリンピック・パラリンピック大会を開催されるだけで終わらず、開催を契機として社会に生み出される持続的な効果を期待するものであり、決してインフラを整備するだけ整備しっぱなしで終わるような状態にすることを目指すものではありません。

IOCは、オリンピック・レガシーの分野としてスポーツ、社会、環境、都市、経済の5分野を挙げており、これらが大会を契機にして持続的にポジティブな影響を与え続けてくれるものになることを(表面上は)求めています。

Sustainableもほぼ同じようなものだと思っていいでしょう。

道路やビルを建設することをはじめ、各種の経済活動が本当に地球環境や社会状況に好影響を与えることができるのか。それがあることによって好循環を生み出すような状態を作り出すことができるのかどうか。

そんなことを考えられているのかどうかを問うものがSustainableだと思ってください。SDGsは調べられていなくても、Sustainableが検索されているってことを踏まえると見えてくることがあります。

それは持続可能な社会を目指すってコト自体は日本以外の国でも行われていて、企業や投資家視点で重視するESGも活況だってこと。ただ、SDGsってことばが市民権を得ているのかっていうと、その2つに比べると存在感が極めて薄いってことも明らかになっています。

SDG Indexってなに

もう一つ、比較のために検索語句として設定したSDG Index。

これは独最大財団のベルテルスマン財団とSDSN(持続可能な開発ソリューションネットワーク)が2016年から毎年発行している各国の開発目標における達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」で使われています。

ん?と思いましたか。

そうなんですよ。SDGsなんて文言、このレポート内で一言も出てこないどころか、使われていることばは「SDG Index」で統一されています。逆にどこで使われるんだっていうぐらいにSDGsなんて見当たらないんですよね。

おや、これは...まさか…

どうやらそういうことみたいです。

日本の他にも中国やサウジアラビアなどで検索されているっぽいことを踏まえると、どうやら使われている地域が限定的なもので、欧州ではSDGsではないらしい…なんてことがわかります。まぁ、国が違えばことばが変わるのですから仕方ないことかもしれません。

それにしたって、SDG Indexは公式なレポートだといえるものの、その検索がされていないってことはですよ。もう、そういうことなのかもしれませんね。つまり、Sustainableの中に内包されているってことですかね。

まったく話題にされていないってわけでもないのですが、SDGsって単語が跋扈しているのかっていうとそうではないけれど、完全にその方向なのかっていうと違うことばが使われているっていう…

まぁ、端的にいえば、世界的な潮流はESGやSustainableだってことがわかりますね。

そんなところです。SDGsだなんだっていいながらバッジをキラつかせてる人たちをみると、何だか香ばしい気持ちになるのですが、そういう人たちにならないよう気をつけていこうと思う次第です。かしこ。

ではでは。

えんどう

おまけ

紹介したいnote

SDGsについて語る人たちはおしなべてSDGsウォッシュについても知っているはずですよね。簡単にいうと「上辺だけ取り繕ったもの」だと捉えてください。さらにいうなら「SDGsみたいなもの」とか「SDGs的なもの」だといえばいいでしょう。何がsustainableかというところです。

上で書いているバッジを付けた人たちのことを書いてくれているnoteですが、もう、こういう人たちがのさばっているって事実をみるとどう考えても辞めちまえよっていいたくなるのですが、みなさんはいかがな心持ちになっていますか。

こうやって丁寧に、真摯に向き合おうとする人たちは素朴に応援したくなるものだし、補助金や助成金を主体的に利用しようとする人たちに向けては蔑視したくなるような心持ちになるのは仕方ないことですよね〜!

えんどうのTwitterアカウント

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