月1の骨粗しょう症注射で逆に骨折した母の話②

足が痛いので近所の病院に行き、
大きい病院に紹介されて行ったら、
即入院してしまった母の話の続きです。

帰宅できる状態じゃないといわれ、
入院することになったのは夜でした。
ちなみに、朝10時に入りました。
何がなんだかわからず、とりあえず
明日、色々必要な物を持ってくるね。
ってことで、母を置き去りにしました。

この時点では、足以外はめちゃくちゃ
元気で病人感は一切ゼロの状態です。
朝は一緒に電車に乗って歩いてきたのに、
なんで、車いすで、そして入院?
ちんぷんかんぷんで帰りました。

翌日、荷物を持って、病院に行きます。
そして、ゆっくりと先生の話を聞きました。

母はおそらく10年ぐらい前から、
骨粗鬆症のお薬を飲むようになり、
5年前ぐらいから、内服ではなく、
月に一度内科で注射をしていました。

当時、薬飲むのは忘れるから、
毎月の内科の時の注射は楽やわ~
って言ってたのを覚えています。

が、この注射が骨折の原因でした。
この注射は服用期間が定められていません。
ただ、骨粗鬆症専門の先生が言うには、
服用期間が長期にわたったために、
骨自体がめちゃくちゃ強くなりすぎて、
ささえている筋肉が支えきれず、
骨がそれていって骨粗鬆症とは違う
意味合いでパリーンと割れそうに、
または一部割れてしまったとのこと。

かすかすの骨が元気になるように
注射をしていたのに、強度が増しすぎて
筋肉が骨の強さに負けてしまって、
太ももが外側に湾曲しながら中身の
大腿骨が折れてしまったという、
なんじゃそれの話をされました。

そういわれてみれば、最近の母の悩みは
O脚でした。元々足だけは細いので、
細身のパンツをよくはいていたけど、
最近は股の間があきすぎて恥ずかしいと。
老化かと思ってたのに、まさかの副作用。

何事もほどほどが大事ってことで、
やっぱりお薬は効いたらすごいけど、
加減が難しいものなんですね。

お医者さんは、はっきりといいませんが、
どうやら、その注射も様子をみながら
加減してやめたりが必要で、長期服用は
あまりよくないと考えられている模様。

まぁそんな状態でよくもご無事で、
歩いてこられましたね。って。
ギリギリセーフで、手術すれば
おそらく元気な状態に近い形に
戻って歩けるようになります。
手術しましょう!って話でした。

もう帰宅は阻止されているし、
手術嫌とは言えない状況なんですが。
母も、状況がよくわかってませんが、
年寄りとはいえ、頭がはっきりしてます。
母が自分自身で決断してもらうしか。

一応、もう逃げられないと思いつつ、
母にどうする?と、聞いてみました。

うん、じゃ手術するわ!

え、まだどんな手術するか聞いてないけど。
本当に年寄りが手術しても大丈夫なの?
私の方が不安になってきたのでした。

その前に私はその注射の副作用を
ネットで調べたくてたまらなかったんです。
何、元気になるはずなのに折れるって。
そんなことはよくある事か知りたいよ。

どうも自分が病気になったから
ネットで調べたい病が酷くなった模様。

つづく。


皆様がためになったりほっこりしていただける文章を書いていきたいと思っております。文章を書くための題材に必要なものの購入や体験に大切につかわせていただきますのでサポートしていただけると本当にありがたく存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。