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『セカンドライフ起業』とは?シニアの起業は地道な積み上げが大事

こんにちは、ドキュメントハウスの本間です。

前回の記事で、『起業後に会社を継続していく本質』をお話ししました。

今回は、以前のお話しに少し関連して、還暦の方がセカンドライフ起業する際に大切なことをお話しさせていただきます。

『セカンドライフ起業』は増えている

冒頭でもお話ししたように、近年「早期退職」や「定年」、「子育ての卒業」を迎えてから『セカンドライフ起業』をされる方が増えています。

中小企業白書データで「40歳未満の若者の起業件数」と「50歳以上のシニア起業件数」を比べると、年々シニアの起業件数は上がっており、近年ではシニアの起業件数のほうが数値が高い状態です。

『セカンドライフ起業』は地道な積み上げが大切

還暦からの起業となると、あまりリスクは取りたくないはずです。起業する際には、銀行から借入をする場合がほとんどですが、セカンドライフ起業に限って言えば、ある程度の金額を借り入れての起業はやられたくない方が多いでしょう。

私もその方向性に賛成で、小さくコツコツと積み上げていくイメージでの起業をおすすめします。

大きなところを目指さずに、地道にコツコツと積み上げていくイメージがセカンドライフ起業にとって大切です。会社を大きくしなくても、(その方の力量にもよると思いますが)背伸びしないで済むサイズ感でセカンドライフ起業に踏み出されたほうが、のちのちのリスクを背負わなくていいでしょう。

趣味からビジネスにフェーズを移す難しさ

セカンドライフが始まってから新しい趣味を始め、数年後に起業されている方も増えています。

自分がやりたかったことで『セカンドライフ起業』することが一番いいと思いますが、仕事になると、趣味と違って金銭面が絡んでしまう弊害があります。

今まで資金運用や管理は会社の経理担当者や財務担当者に任せてきましたが、自分で事業計画を書いて、見積もったうえで行動しなければいけません。人も揃え設備も揃え、事務所も揃えるのはいいですが、仕事が継続しなければ意味がないのです。

『セカンドライフ起業』で大切なこと

セカンドライフ起業で大切なのは、「どれだけ先の仕事が見えているか」ということです。

少なくとも起業して3年間の仕事が見えているのであれば、準備期間中に3年間分の運転資金を用意する見通しを立てられます。

事業計画書を作れず、少なくとも3年間の仕事の見通しが立てられない場合、一か八かギャンブルで起業するよりもできる限りスモールスタートでの『セカンドライフ起業』のほうが長く楽しく続けられるでしょう。
また、情熱も大切です。「〇〇のために頑張ろう」というような情熱・目標があると、人生の支えになるからです。

スモールスタートする際の準備資金の目安とは

起業する際の投資金額は人それぞれですが、多くても数百万円単位ぐらいが目安でしょう。あまりに投資金額が多く、数千万円単位になってしまうと、失敗した際に取り戻せずに無一文になってしまうリスクがあります。

まずは事業計画書を作り、リソースに対してどのくらいの費用が必要なのか、費用感を把握してみてください。

『セカンドライフ起業』で感じる大きなプレッシャーについて

気楽に一人で「売れても売れなくてもまあいいか」というような状況でセカンドライフ起業するならほぼ感じることはありませんが、お金を稼ぐことを目標に起業した場合、感じるプレッシャーは相当なものがあります。

「今月はこれだけの売り上げが立たないと駄目だ」というような状況になってくると、大きな精神的プレッシャーを感じるでしょう。

そこまでしてでもセカンドライフ起業の成功が見えているのであれば、問題ありません。また、事業計画が生きてくるようなビジョンが描けているのであれば、セカンドライフ起業をしたほうがいいでしょう。

セカンドライフでおすすめの起業とは?

私的な意見ですが、あまり利益を意識しない起業がいいと思っています。例えば定食屋さんやアクセサリーなどの物作りが挙げられます。気楽な感じで起業でき、あまり大きなリスクを取らないで経営していけるでしょう。

まとめ

今回は、「早期退職」や「定年」、「子育ての卒業」を迎えてからの『セカンドライフ起業』についてお話しさせていただきました。

私から『セカンドライフ起業』を考えている方へ向けて、『一日一生』という言葉を贈らせていただきます。

一日一日を今日限りの命と覚悟して真剣に生きる。 その連続が充実した一生につながるという意味。

シニアのセカンドライフ起業は増えています。我々シニア世代が日本を盛り上げていけるように一緒に頑張っていきましょう!

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