ユーザーも製品開発に関わりたいんです!!②
前の記事 https://note.com/docp3/n/n78b295f74ce3 で,こんなデザインどう?というスケッチをクリスタで描きました.今回は,それをモデリングしてみようと思います.私がプライベートで良く使っている3Dモデリングソフトは,以下の3つです.これらは個人・非商用なら無料で利用できます.
1.Shapr3D(iPad)
2.Fusion360(Web上で利用)
3.Blender(PCにインストール)
1⇒2⇒3の順番に扱いが難しくなるような感じです.とは言っても,今ではYoutubeに使い方をアップしてくれている素晴らしい人たちがいますので,すぐに使いこなせます(モデリング愛好家の皆様,ありがとうございます!!).Shapr3DとFusion360は,私が仕事で今まで使ってきた本格的な(個人所有できない高額な)3D-CADと比べて,めちゃくちゃ信じられないほどに,直感的に操作できるようになっています.
Blenderは,①スカルプト(彫刻,粘土細工),②レンダリング,③アニメーション生成,④リギング(IK逆機構解析),⑤物理演算(衝突シミュレーション)など,無料なのに非常に多機能なので,使いこなすには最低でも数ヶ月必要かと思います.というわけで,ここではShapr3Dを使ってみました.寝転びながらApple Pencilで3D-CADが触れる日が来るなんて,30年前には夢にも思っていませんでした.涙がちょちょぎれます.
落書き段階では,こんな感じのデザインを考えていました.
モデリングし始めると次第にちょっとずつ変えていきました.
余談ですが,モデリングのコツとしては,(3Dプリンタ用製作)
①できるだけ四角形,円/楕円,円柱,三角形などの基本形状の組み合わせ(積み木をくっ付けていくようなイメージ)で作成していく.
②エッジの面取り(チャンファー,ベベル)やR(ラウンド,フィレット,丸みがけ)などの仕上げに関する処理は,一番最後に行う.
金属などの工業製品を加工するのでなく,個人で3Dプリントするレベルであれば,どっちみち細かい処理は,よほど高額(数百万円以上)な3Dプリンタでない限りできないので,それならデータが重くなるような処理は必要なしです.レンダリング時の見栄えは,もちろん処理したほうがきれいですが.
最終的に作成したモデルがこちらです.
まあ,あまりパッとした出来栄えでもありませんが,何かの参考になれば幸いです.ここまで読んでくださってありがとうございました.
おまけ.
MacBookのFinderでSTLファイルのプレビューがくるくる回せるのって,気持ち良くない?
あら,Windowsユーザーさんすいません.でも,Windows標準アプリの3D Paintは,これに色が塗れてもっといいですよね?!
おまけ2.
ほんの数日前,Shapr3DがWindowsでも利用可能になりました!!
HP ENVY x360 パタンと360度反転させてタブレットのようにペンで操作できるタイプのものにもインストールして使ってみました.バッチリです!
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