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ペンス元副大統領のライブ出演は55万ドル(約7,700万円、中1日あけた2回の10分前後の講演料)ビデオ出演は11万ドル(約1,540万円、10分前後の講演料)旧統一教会・天宙平和連合

※ 投稿から3ヶ月余り経ちましたが、10月12日に毎日新聞が「旧統一教会関連団体、トランプ氏出演に3億円 安倍氏「無償」なぜ?」と題した記事で本件について報じました。


World Summit 2022 - Summit for Peace on the Korean Peninsula - February 11-13, 2022
The 2nd Prayer Rally for Peace on the Korean Peninsula - January 9, 2022

銃撃事件の発生から明日で1年となりますが、その間ずっと泰山鳴動してきた割には、銃撃犯の他には鼠一匹退治されることはありませんでした。金の切れ目が縁の切れ目である現世では兵糧攻めが最も有効であると考えられますが、(清平では米びつが底をついていると伝えられていますが)、これに関連して、先週アメリカで報道されたニュースが目に留まりました。(この記事の後半に当該ニュース(Google 翻訳)と開示資料を引用しました。)

次の大統領候補に名乗りをあげた一人として、マイク・ペンス元副大統領が2023年6月28日に関係法令に従って提出し公表した資料には様々な講演で受け取った honorarium が記載されていますが、旧統一教会および友好団体の関連では、2022年2月にソウルで生出演(10分前後 × 2ステージ)した際の講演料(謝礼金)が55万ドル(約7,700万円)

2022年1月にビデオ出演(10分前後 × 1ステージ)した際の講演料(謝礼金)が11万ドル(約1,540万円)と記されています。

開示資料に記載されている金額は専属契約している代理店である Worldwide Speakers Group からマイク・ペンス元副大統領へ支払われた金額ですので、実際にUPFが支払った金額は1~3割高かったと思われます。

さらに、5月に更迭された尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)氏が講演料(謝礼金)を中抜きしながら私腹を肥やしていたという報道もあります。何れにしても、羨ましい限りです。

半世紀以上に渡り旧統一教会とその関連企業や友好団体が札束で頬っぺたを叩きながら世界中で大勢の客寄せパンダを買いそろえてきたことは以前の記事『奪われた真実(信者ではない政治家や宗教家や実業家を広告塔にする)旧統一教会の広報動画』でもふれましたが、現職の米国上院議員や下院議員を除いて開示義務等がないため、金額は不明でした。マイク・ペンス元副大統領が大統領選に出馬表明したお蔭で、断片的に相場が判明しました。

尚、55万ドルは拘束日数が長く(3日間)登壇回数の多い(10分前後 × 2ステージ)講演(ソウル)に対して支払われましたが、歴代の(副大統領ではなく)大統領の事例と比べてみると、旧統一教会やUPFが数十年前からずっと太っ腹であった(金に糸目をつけなかった)可能性もあります。

Gerald Ford was the first President to make money from speeches, charging as much as $40,000 per speech after 1977.

Jimmy Carter did not take up speech offers often, but at one time had $50,000 listed as a speaking fee.

Ronald Reagan was once paid $2 million for two speeches in Japan, noting that was not his usual fee.

George H. W. Bush didn't like speaking in public often, but George W. told writer Robert Draper that his dad made about $50,000 to $75,000 per speech.

Bill Clinton was paid $750,000 for a speech in 2011 for a Swedish telecom firm. Hillary Clinton became the center of scandal during the campaign when it was revealed she charged $250,000 in speaking fees at a fundraiser. Most of the Clintons' speeches cost around $200,000.

George W. Bush gave around 200 speeches for $100,000 - $175,000 each after leaving office.

Barack Obama gave his first public speech since he left office yesterday. While this one might have been a freebie, he has already booked for a $400K gig in September - almost double Hillary Clinton's controversial speaking fee.

Donald Trump was the highest paid speaker even before he became president. In 2006 and 2007, he was paid $1.5 million per speech (he participated in 17) at The Learning Annex's "real estate wealth expos".

また、同じ開示資料に韓国で行われた講演があと二つ記載されていますが、2022年3月に Far East Broadcasting Company の講演(ソウル)に対して24万8千ドルが、2022年7月に The Chosun Ilbo(朝鮮日報)の講演(ソウル)に対して24万ドルがマイク・ペンス元副大統領に支払われています。

マイク・ペンスが出版取引や6桁報酬の講演で数百万ドルを稼いだことが新たな提出書類で明らかになった

By Fredreka Schouten, CNN
Published 12:39 PM EDT, Thu June 29, 2023

(Google 翻訳)

マイク・ペンス元副大統領が、2021年1月6日の事件と、2020年の選挙結果を覆せというドナルド・トランプの要求に屈しなかったことを詳述した回想録出版の前金140万ドルを集めたことが、新たに提出された書類で明らかになった。

サイモン&シュスター社からの「ですから、神よ助けたまえ」の提供金は、木曜日に発表された財務開示報告書に記載されている大きな収入源の一つである。 トランプ氏や他の多数の共和党議員に対抗して、現在、ペンス氏は
2024年の共和党大統領候補に立候補している。

また、提出書類はペンス氏が講演会で巨額の収入を得ており、2022年1月から今年4月末までの32回の演説で総額340万ドルを集めたことも示している。 ペンス氏は6月初めにホワイトハウスへの立候補を表明した。

最も儲かる案件:2022年2月に韓国・ソウルで開催された天宙平和連合が引き受けたワールドサミットへの出演に対して55万ドルの謝礼金。 このグループは、韓国の伝道者であり統一教会を設立した実業家である故文鮮明師とその妻の韓鶴子氏によって設立された。

ソウルで行われた演説のオンライン記録によると、ペンス氏は朝鮮半島の非核化を呼びかけ、韓国、日本、そして「自由世界全体の平和と安全のためのすべての同盟国」に対する米国の支援を約束した。 また、文氏が創刊した保守系新聞ワシントン・タイムズを「米国の自由を求める勇気ある代弁者」と称賛した。

金額が数字6桁の他の取り組みは、2022年3月のアメリカ燃料石油製造業界団体での出席から、2023年3月の北カリフォルニアのイラン系アメリカ人コミュニティでの講演まで多岐にわたる。 また、同氏は10回の講演に対する支払いを大学に報告した。 これらの費用は、若者の間で保守的な考えを広めるために活動するヤング・アメリカズ財団によって支払われたと説明されている。

提出書類によると、ペンス氏はフージャー・ハートランドLLCの副社長で、同社から180万ドル以上の事業収入を報告しており、講演、執筆、コンサルティングに従事しているとされる。 同社の顧客は明らかにされていない。

元副大統領は同社から38万1000ドルの給与を得ていたと報告された。

(Raw Story の記事はサンクチュアリ教会と世界平和統一家庭連合やUPFを混同しているので、ご注意ください。)

Executive Branch Personnel Public Financial Disclosure Report (June 28, 2023) Page 3
Executive Branch Personnel Public Financial Disclosure Report (June 28, 2023) Page 4

旧い機体に豪華な内装が施された自家用機(ボーイング757)で旅する裕福なドナルド・トランプ元大統領もビデオ出演する度にペンス副大統領と同じ(11万ドル)かそれ以上の講演料(謝礼金)を受け取った可能性はあります。祖父(岸信介元首相)や父(安倍晋太郎氏)の代から続く腐れ縁で引き受けてしまった安倍晋三元首相はロハ(せいぜい、御車代やパーティー券の購入代金程度)でビデオ出演されたかもしれませんが、旧統一教会やその友好団体がイベントを開催する度に、登壇する講演者への支払だけでも億円単位の出費が嵩んでいると推測されます。

昨年来(日本)国内で経済制裁(?)が続く中、清平は資金繰りに苦しんでいるようです。とはいえ、旧統一教会やその友好団体が(億万歳ではなく)バンザイするまで、まだ時間がかかりそうです。


Smart FLASH[光文社週刊誌]

鈴木エイト「私を脅迫するのは安倍シンパ」安倍元首相銃撃事件から1年、統一教会「最後のあがき」と「本家の資金不足」

投稿日:2023.07.04 06:00 FLASH編集部

(前略)

「教団の内部資料によると、関東圏での新たな信者の獲得数は、昨年12月時点で、事件前の水準に回復したようです。しかし、本国ではひと騒動起きていますよ。

教団内でナンバー2の幹部だったユンヨンホ氏が、5月9日に更迭されたんです。尹氏は、安倍元首相やトランプ前大統領の教団ビデオメッセージへの出演などを手配した人物です。

こうしたVIPには数千万円から数億円の報酬を払うのですが、ユン氏がこの報酬を中抜きし、不正に蓄財していたことが発覚しました。さらに教団の帳簿も、総裁の韓鶴子氏が喜ぶように過大に粉飾していました。

今回の更迭により、本来の財務状況を知った韓氏は、教団が実際には資金不足に陥っていることに驚き、慌てて韓国内の不動産を売却しています。

(後略)


2006年6月13日(火)「しんぶん赤旗」

統一協会の集団結婚・大会
安倍長官らが祝電
韓国「世界日報」報道

統一協会の集団結婚(合同結婚)を兼ねた大会に安倍晋三官房長官ら自民党幹部が祝電を送っていたことがわかりました。統一協会直系紙の韓国「世界日報」が伝えました。

この大会は五月後半に国内十二カ所で開いた「天宙平和連合(UPF)祖国郷土還元日本大会」。「世界日報」五月十四日付によると、同十三日に福岡県で開いた大会(約八千人)に、安倍氏や衆院憲法調査特別委員会筆頭理事で元法相の保岡興治氏ら国会議員七人が祝電を送りました。

同紙によるとこの大会は、韓日男女二千五百組の合同結婚を併催。統一協会発行の「中和新聞」六月一日付も「聖水式と聖婚問答が行われました」と、それを裏付けています(聖水式は合同結婚の主要儀礼)。これについて保岡氏の地元事務所は「出席依頼があったので電報を送った」と述べ、安倍事務所は回答を拒みました。

UPFは統一協会の偽装組織で、教祖文鮮明と妻の韓鶴子が共同総裁です。統一協会は「七代前の先祖の因縁を解放しなければならない」という“解怨献金”(一家庭七十万円)などに力を入れ、UPFはその舞台の一つ。献金で天国に入籍し、それにより平和をつくるなどとしています。

組織の指名で相手が決まる集団結婚(合同結婚)は、文鮮明との性交で原罪を清算する(血分け)という“教義”を象徴化したもの。当初は幹部活動家向けでしたが、最近は大規模化し、「祝福感謝献金」が主目的になっているとされています。

霊感商法対策弁護士連絡会の調べでは、昨年一年間の被害相談件数は千九百件、二十八億二千六百万円。内訳一位がこれら「献金・浄財」被害(十一億円)です。

統一協会被害者家族の会の神保広次会長は「統一協会の伝道方法も霊感商法も違法という判決がすでに確定している。祝電はそのような犯罪集団に手を貸し、励ますものといわざるを得ない」と語っています。

霊感商法いまも

統一協会(世界基督教統一神霊協会) 一九五四年に韓国で、五九年に日本で結成。キリスト教の聖書を曲解してつくった『原理講論』を事実上の教典とし、教祖は文鮮明。反共謀略の政治集団・国際勝共連合や、世界平和女性連合、真の家庭推進協議会、大学原理研究会、福祉をかたった訪問販売の野の花会、しんぜん会など多数の偽装組織があります。正体を隠し手相や占いを利用して接近し、洗脳的手口で信者をつくります。その手法や霊感商法などの集金活動は違法との判決が多数でていながら、それら反社会的活動をやめず、被害者が続出しています。

2006年6月20日(火)「しんぶん赤旗」

統一協会への祝電
安倍官房長官・保岡元法相に抗議
被害者家族ら “違法行為を助長”

安倍晋三官房長官と保岡興治元法相が集団結婚を兼ねた統一協会の大会に祝電を送った(本紙十三日付)ことについて、全国霊感商法対策弁護士連絡会など三団体が十九日、抗議声明を発表し公開質問状を両氏に送りました。

抗議と公開質問をしたのは同弁連と統一協会問題キリスト教連絡会(カトリック、プロテスタント六教派で構成)、全国統一協会被害者家族の会。祝電は両氏が統一協会の活動に賛同・推奨していることになり、すでに統一協会が宣伝に利用していると指摘。祝電に至った経過とともに秘書のなかに統一協会関係者がいるかどうかについても説明を求めています。

同日午後、国会内で開いた記者会見で全国弁連事務局長の山口広弁護士は「霊感商法などの資金集めや詐欺的脅迫的な入信勧誘の手口も合同結婚(集団結婚)への参加強要もすべて違法という最高裁判決が確定している。そのような団体に祝電を送るとはもってのほか、座視できない」と語り、家族の会の神保広次会長は「(安倍氏らの行為が)被害者の増大につながる」として議員辞職を求めました。

安倍氏らが祝電を送ったのは統一協会の偽装(ダミー)組織「天宙平和連合」が五月十三日に福岡県で開いた大会。教祖文鮮明との性交(血分け)を象徴化した集団結婚(統一協会は合同結婚と呼称)を兼ねて開きました。その後、同じ大会を国内十二カ所でも開催。安倍氏は広島市での大会(同十四日)にも祝電を送り、福岡の大会には保岡氏の妻が出席していたことが、家族の会の調べでわかっています。

送付認める 安倍氏コメント

全国霊感商法対策弁護士連絡会などの記者会見を受け、安倍官房長官は事務所を通じ「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」とのコメントを出しました。


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