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視点の自由研究No.116「視点_noteの実験」

フォロワーが増えず、読者数も増えないこのnote。ただ毎日に誰か一人に読まれているという謎のスタイルに落ち着いている感がありつつ、それでも書いているという魅力について書いてみようと思います。
今回、実はひっそり運営方針として狙っている思惑のお話です。

「SNS≠承認欲求」

SNSが登場し、隆盛を誇り、今ようやくメディアとして落ち着いてきている時代になってきたのではないかなと感じています。
SNSもそれぞれの使われ方やユーザー層の傾向が固まり始め、それぞれの作り方や流儀、対策もある程度形作れてきていることは、最近特に感じています。
映像業界で言えばYoutubeが代表例ですが、Youtubeの活用方法もバズを狙ったり、チャンネル登録者数を狙ったYoutuberとしての存在がわかりやすい事例だったと思いますが、2023年現在は、見られる回数より、見ている人の性質が重要になってきているとも言える。
広告がデジタル化し、効率性をひたすらに高めていく時代に、多くの方に見てもらう映像より、よりターゲットに見てもらいやすい企画や演出へと昇華されていっている。そこにはかつてあったような承認という欲があまり重要でなくなってきているのかもしれないなと感じているのです。

「SNS=資産」

このコラム内でも何回か書かせて頂いている映像を資産として考えるスタイル。
SNSを提供している会社のサービスが継続する限り、映像など多くのデジタル情報は保管されているとも言えます。
視点を変えれば、これまで作ってきたコンテンツを蓄積し、資産として残すことができると言えるのではないでしょうか。
見せたい相手だけに、見せたい情報だけを残しておく装置としての活用。広く多くの方に見せることも大切ですが、別の視点を持ち込むことで長期間の情報の保管ができる倉庫としての価値があっても面白い。
このnoteの狙いは実はそこにあります。

「タイムカプセル」

毎週続けているこのnote。ほとんど読まれていないものも多くありますが、確実に自分が学んだ経験や、生きる上でコツやノウハウを書き続けています。読まれていないからこそ、大衆ウケしない形を狙う必要がないのも利点。かなり私という個人の資質に近い感覚はあります。

ここが大変重要。

将来、もし私の子孫が残っており、先祖の考えていたことを知ることができたらきっと面白いんじゃないか?という視点の実験です。テレビ番組のファミリーヒストリーもありますし、自分自身もそうですが、祖父や祖母、親の考えていることは実は知る機会がないのは皆さんも同じかなとも思います。
デジタルという質量を共わない保存方法を活かすことを考えるなら、今私の考えを残すことが将来の楽しみの一つになるかなとも思います。AIがさらに発達すれば、このnoteを解析して、擬似的な私を再現できたらなお面白い。
ちょっとしたタイムカプセルとしてこのnoteを活用しています。自分自身の考えの変遷を追うのも楽しかったりするんですけどね。

ここまで読んでくれた方に感謝を述べつつ、こんな変わったnoteの使い方も一興、そしてそんなあなたも興味深い方だと思います。

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