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視点の自由研究No.58「視点_Youtubeは掛け算」

手弁当で作り始めたYoutube。プレゼン仕事での活用や映像表現の実験として作っていますが、Noteと同じでお寒い状況が続いています。活用方法自体が営業用を兼ねているため他のエンタメ系チャンネルとは趣が違いますが、実際に自分達が触ることで得られる情報や体感は非常に得るものがありました。
今回は、成功法とは逆にいわゆるチャンネル運用面から見た失敗という体感から知見を書いてみたいと思います。

「作例」

まずは、自分達の作例をみてください。お恥ずかしい限りですが、恥を偲んで自分達を実験台にすることでこれ以上ない実例を提供させて頂こうと思います。

ご覧頂いた通り、ウチのチャンネルは現状映像ギミックを見せるチャンネルです。これはあえて意図的に作っており、クライアントへのイメージの共有材料や言葉では表現しづらかったりする映像の参考例として作り始めたことによります。

余談ですが、プレゼン時や企画打合せ時などはよく他社の事例や映像表現方法を検証する機会があります。そうした際の材料や実際のプレゼンでも活用を考えて作例として作っているためです。用途的な活用がメインなので完全な失策でもないのですが、ことチャンネル運用で考えると失敗とも言えるでしょう。

「Youtubeを作る上でインスタとの連動はどうなのか?」

もう一点、開始当初の目算のお話をしましょう。それはインスタグラムとの連動です。昨今どの企業や商品においてもSNS連動はごく当たり前のことになりました。自分達もインスタグラムは、アイデア的な要素を入れ込みフォロワー数を伸ばして来ています。そうしたフォロワーからのSNSの流動を狙い非言語的な表現で映像を構築してみようという目算がありました。他のSNSがフォロワーがいるなら、流入は少なからずあるだろうという目算です。

実はこれが大きな盲点、一つ目の失敗でした。多くのSNSユーザーは、そのSNSだけで視聴が終わります。そこから派生してアカウントを深ぼる方というのは、本当に稀です。ほぼいないと言った方がいいでしょう。

自分の経験から言っても、どれかのSNSを見てそこだけ見て完結することが多いことを意識していなかったのは大きな敗因と言えるでしょう。インスタのフォロワーが一万を超えるインフルエンサーと言えど、他のSNSでもフォロワーがいるというのは、実はかなりすごいことだと言えます。

ですが、そんなSNSの横移動が可能な場合があります。それは顔出し、もっと言えば誰が出るかが大きな鍵になります。

「誰が出ているのか?」

Youtubeに限らず、多くのSNSが連動する場合ですが、誰が出るか?はとても重要な要素です。なぜならその出演者にファンがつくことで、その出演者を追う形で他のSNSを見るという流れだけは、ある程度見込めるということがあるからです。

これが失敗の二つ目の要因です。もしこれからチャンネルなどを作られる場合は、顔出し自体かなり覚悟がいるレベルの話ですのでおすすめです、とは言いませんが、誰が出るかは大きな要素として考えられておかれるといいと思います。

ただし、「誰」だけでも登録者や視聴回数が伸びないことも事実です。もう一つ、自分達の経験や分析から得たものがあります。

「掛け算」

それは、何を扱うか?
簡単に言えばジャンルとも言えますが、具体的にそのチャンネルで扱う情報です。料理や映画、経済ニュース、ゲーム攻略、アートなどジャンルとしてニーズが多いものがやはりいいと思います。それらのニーズがある層が一定の潜在顧客として見込まれるので、見られる機会はまだ目算しやすいでしょう。これに前述の「誰」が掛け算されるとうまくいく成功法なのでは?と考えています。

芸能人のチャンネルも多くありますが、うまく回っているのはこの「誰」と「情報」がうまく噛み合った時だと言えます。どちらかだけですと、かなり苦戦を強いられるのがYoutubeチャンネルというメディアの特徴かもしれません。

アイデアが掛け算で生まれるように、こうした「誰」と「情報」などに限らず「音楽」や「イラスト」などの要素の数が多くなればなるほど掛け算が大きくできます。こうした要素をどこまで盛り込めるかも大きなカギと言えそうです。

「映像の活用法」

Youtubeで最も多いのが、情報を得るための映像。こうしたNoteのように文章を読んで得る情報と違い、ながら見でざっと情報を得る。まさに飲むような感覚で消費するタイプのコンテンツです。そうした飲む情報としてのコンテンツがYoutubeの最も大きな特徴かもしれません。

またSNSごとに映像の仕様や好まれる作風などが分かれてきているとも感じています。各SNSが成熟してきたことで、それぞれにあった映像に進化している感覚でしょうか。

今回の知見は、いわゆるYoutubeチャンネルの傾向でした。しかし、映像はその使用用途で活用の仕方も変わります。HPに埋め込んでブランディング活用したり、商品の使い方を動画にして見せるなど視聴回数やチャンネル登録に捉われない活かし方もあります。

「自分達を実験台にする」

これら以外にも、映像自体のクオリティの必要性やアップロード頻度、チャンネルの相互フォロー、動画に追加で入れる情報欄など細かな知見が得られています。こうした自分達の知見は、広告映像を作る上で大変に貴重な知識となりました。

今後も自分達のチャンネルで掛け算というキーワードを元にいろいろな試作を行いたいと思います。そこで得た知見はまた皆さんとシェアできればいいなと考えています。

自分達のチャンネルが成功するのは当然嬉しいですが、それ以上にこれからクライアントへ映像提案していく上で作り方や企画、演出をより適切な形でプレゼンできるのは、こうした恥ずかしい実体験に勝るものはなし!という覚悟で今後も頑張ってみようと思います。
締めの言葉としては、悲しいものがありますが、あえて「よかったらチャンネル登録、高評価よろしくお願い致します!」

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