Vtuberという連載形式

友人から勧められたが、動画はまだ見てない(↑の記事だけ読んだ)。


やっぱりこうなるか~!(嬉)

思ってた通りに進化した演出を見て、今の私はしたり顔になっている。Vtuberというコンテンツが、人物(キャラクター)の魅力を核にしつつ雑多なこと(ゲーム実況や歌や雑談)をするコンテンツである以上、そして形式が連載ものである以上、物語性を出そうと思ったらVtuber本人の素性を謎にするのが最適解だよな~!!

以前、薬袋カルテへの感想として書いた文章をサルベージだ。
『さよなら絶望先生』の風浦可符香のように、キャラクター本人を謎にするメリットは以下の通り。(それぞれ長いので括ります)

・Vtuberという連載が最初から最後までプロット通りに進行するものではなく、しかし最終回がいずれ訪れなくてはならない都合上、伏線回収は最終回から逆算して動画に表現できるべきなのだ。ピンとこない人は、絶望先生の最終巻を立ち読みしよう!
・Vtuberの動画内容が主にゲーム実況や歌で、生配信や雑談も求められている以上、伏線は物語の中ではなく、キャラクター単体で張れるものであるべきだろう。Vtuber本人の素性が最大の謎ならば、全ての動画の一挙手一投足に、それと気づかれずに伏線を忍ばせる余地がある。また特定のエピソードに依存しないため、連載が長期化しても「第〇回を見逃してたから伏線回収に感動できなかった」といったことが起こりづらい。
・Vtuberの動画は、その気になればいつでもアーカイブを遡れるからこそ、そして作者にとっても伏線回収のシーンは盛り上がってほしいだろうからこそ、きっと謎は全編を通して横たわっているべきだ。名探偵コナンの犯行トリックような局所的なものではなく、ONE PIECEの『ひとつなぎの大秘宝』のような規模であることが望ましい。実際おなえどし組がそうなっているように、伏線回収の直前になって「あのVtuberがスゴいらしい!」と口コミで広まることで、従来無関心だった人に知ってもらう機会を作れるし、また一時期離れていた元ファンに対しても「そういえばアレってどうなったんだっけ?」と興味を引き戻す力が生まれる。(注意:このメリットを活かすためには、作品側から「もうすぐ伏線を回収しますよ」と予めサインを出す必要がある。よくわからない人は絶望先生を読め!)

いいか、全人類は絶望先生を読め! あと、ノーラン・キダはいいぞ!

……といった所で本日はお開きとなります。みなさんお疲れ様でした。

この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,833件

スキを押すと武藤遊戯が使ったカードをランダムに一枚引けます。(noteに登録していなくてもボタンは押せます)