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大切な「こと」を後世に残すための手段ーなぜ、今、電子書籍なのか?

こんにちは。
DNAパブリッシング企画編集部の岡崎です。

今日は、
「本当に大切なものを後世に残す方法」
について考えてみたいと思います。

手に取れる「もの」が主流だった時代

私は昭和の、
まだCDもDVDもない時代に生まれています。

だから、音楽は
レコード→カセットテープ→ミニディスク→CD
の変遷をずっと見てきているし、

映像も
ビデオテープ→DVD
の変遷を見てきています。

好きな音楽や映像を手元に持っておける、
それだけでとても幸せになれる青春時代でした。

それを再生する装置が必要であるということは
当たり前であって、
不便でも何でもありませんでした。

インターネットが出現するまでは。

スマートフォンが出現するまでは。

「もの」が売れない時代に

今や、スマートフォン一つあれば、
文字も音楽も映像も入手できます。

つまり、いつでもどこでも、
遊べるし学べるし寛げるし・・・

無限エンターテイメント状態
になっています。

指でタップするだけで
聴きたい音楽がすぐ聴ける。
見たい映画がすぐ観られる。

手元にメディアがある必要性がないので
円盤(DVD、ブルーレイソフト)
が売れていないそうです。

具体的な数字でお話しすると

DVDソフトは2006年以降前年比割れに転じ、
2016年の販売は前年比93.7%(統計開始は1996年)
売上 1163億7千万円(2016年)

ブルーレイソフトは2016年から前年比割れに転じ、
前年比94.1%(統計開始2008年)
売上 883億5700万円(2016年)

となっており

昨年大ヒットした『君の名は。』ですら、
DVDの売り上げは歴代19位。

「物」が売れないと言われるのもわかります。


若者は定額見放題に流れています。
ネットのストリーミングで見るのです。

パソコンで気軽に再生できないコンテンツは、
オワコンだと言われています。

※オワコン=終わったコンテンツ


おそらく、
「気軽」ということが
一つのキーワードなのでしょう。

半永久的になくならない「もの」

そこで登場した電子書籍。

電子書籍は、
年々その売り上げを伸ばしています。

電子書籍は、単に紙の本を
電子化しただけのものではありません。

その中にあるのは
文字情報だけではないのです。

音楽にも映像にも即アクセスできる、
立体的な世界です。

紙の本は、汚れます。破れます。
紙だから燃えます。

しかし、電子書籍はクラウド上に記録されるので、
たとえスマホをなくしても、大丈夫。

PCが壊れても、
半永久的に保存されています。

クラウドのIDとパスワードさえわかっていたら、
いつでもどこからでもアクセスできるのです。

つまり、後世まで遺せるということです。



私はかつて「アカシックレコード」
というものの通訳をしていました。

アカシックレコードとは、
「魂の記憶の図書館」と呼ばれ
宇宙にある魂の全記憶が
貯蔵されているところです。

そこにアクセスすると、
人類が誕生するまでのことや
人類・植物・動物の進化

宇宙に存在してきた生物の体験や感情、
前世から来世まで

波動すべての記憶が取り出せる
というものでした。


私にとってアカシックレコードは、
現実に目に見えるものではないけれど、
おそらくあるであろうものでした。

しかし、電子書籍はクラウドにあるけれど、
現実に目に見えるものであり、
またそこから現実を作り出すもの
でもあります。

「もの」を「こと」に変える装置。

「知識」を「経験」に換える場。

それが電子書籍の一面だと思っています。


今、何か大切なものを
切実な想いで残したいなら、
その最も有益な手段の一つは、
電子書籍であることは間違いない
と思います。

そして、私は編集者として
著者の大切なものを残すべく
想いに向き合っています。

DNAパブリッシング株式会社
企画編集部 岡崎美葉

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