醜形恐怖症について、症状や原因など詳しく解説

メンタルカウンセラーの山口健太です。
この記事では、醜形恐怖症の症状、原因、克服方法などについて紹介します。

1. 症状

醜形恐怖症は、英語ではBody Dysmorphic Disorder)とも呼ばれ実際には他人からほとんど気づかれない、もしくは存在しないような身体の欠点に過度にこだわる恐怖症です。
以下のような症状が現れるとされています。

  1. 身体に対する過度の関心:特定の身体部位や外見全体に対して極端に否定的な認識を持ち、その欠点を過度に気にする。

  2. 反復行動:鏡を頻繁にチェックする、過度に整形を繰り返す、他人と比較する、皮膚をいじる

2. 影響

醜形恐怖症は、以下のような影響を及ぼします。

  1. 生活の質の低下:外見に対する執着が原因で、学校や仕事、社交生活に支障をきたす。

  2. 対人関係の問題:他人からの評価に対する過敏さや、自己像のゆがみによって、対人関係に支障を及ぼす

  3. 自己評価の低さ:自分の外見に対する否定的な認識により、自己評価の低さや自信の欠如につながる

3. 原因

醜形恐怖症の正確な原因は人それぞれです。
しかし、主に以下のような要因が関与していると考えられています。

  1. 遺伝的要因:家族に同様の障害がある

  2. 生物学的要因:神経伝達物質のバランスの乱れ

  3. 心理的要因:過去のトラウマやいじめ、外見に対する他人からの過度な批判や誹謗中傷

  4. 文化的・社会的要因:美に対する社会的なプレッシャーやメディアの影響

特に過去のトラウマなどの心理的要因によるケースが多いと考えられています。


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