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中学生が体験できるリサーチ手法とは?    ~職業体験プロジェクト~

私たちがCSV(Creating Shared Value)を行う理由

私たちは事業内容である「マーケティング・リサーチ=生活者理解」の知見・経験を生かしながら、地域社会に貢献するCSV(Creating Shared Value)に積極的に取り組んでいます。マーケティングの考え方やハウツーだけでなく、「人を知る・知ろうとする」ことの大事さ、面白さを若い世代に伝えるという社会的意義を大切にしています。

そのCSVの一環として都内の中高一貫公立校が、進路学習の一環として行う『職場体験学習プロジェクト』を支援しています。
「勤労観・職業観を育み、自分の将来について考える機会とする」に沿い、社会人のマナーから、マーケティング・リサーチについて考え、実際に体験をしてもらいました。


2021年の『職場体験学習プロジェクト』の講座内容

従来であれば3日間にわたり、インタビューやレポート作成を行い、プレゼンテーションまで体験してもらっていましたが、今年は世の中の情勢を鑑みて、半日に凝縮して職業体験を実施しました。

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今回の職業体験では前半に「マーケティング・リサーチ講座」、後半に「ブランディング講座」を行いました。
座学研修のパートでは、私たち電通マクロミルインサイトについてや、具体的なマーケティング・リサーチについて、「そもそもマーケティングってなに」という話から、私たちリサーチ会社の仕事の流れについてお話しました。

さらにマーケティング・リサーチの手法について定量調査、定性調査、それぞれに分類される手法の特徴についても解説しました。

座学中

そして後半の「ブランディング講座」では体験してもらうコラージュについて解説しました。定性調査の手法の1つで、「消費者が言葉では上手く表現できない、イメージや意識を、ビジュアルに投影させることで明らかにする手法」であるとお話し、”人の心を読み解き、世の中に役立てる仕事”を身近に感じていただきました。

実際のリサーチ手法体験:コラージュ作成

今回のコラージュのテーマは「ハイチュウ」でコラージュの作成には白鷗中学校の2名に加え、私たち電通マクロミルインサイトの社員も2名参加し、合計4人で体験しました。

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※使用した雑誌はこちらです。

2名とも初めてのコラージュに、「どの写真を切り抜いていいかわからない」「どの配置にしたらいいかわからない」と戸惑っており、簡単そうに見えて意外と難しいとの声があがりました。

ワークショップ中(2)

しかし、1つ切り抜きをしたら、次々とイメージが浮かんできたようで、雑誌から切り抜くスピードも上がり、自分が思い浮かんだテーマに沿って、と切り抜いた写真を楽しそうに台紙に貼り付けていました。

ワークショップ中(1)

そしてコラージュが完成した後は、まず中学生チームと電通マクロミルインサイトチームの2チームに分かれてペアでお互いにインタビューをします。インタビューでは、なぜこの画像を選んだのか、なぜこの配置にしたのか、この色合いの意味は何なのか、などについてインタビューしました。

職業体験_コラージュ法._低画質3jpg

※右側の2枚を中学生が作成

インタビューの後は、ペアになったお互いのコラージュについて他己紹介の形で発表をしてもらいました。

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中学生チームはハイチュウを食べた時のイメージや、味が弾ける感じ、青春感を表現していました。
一方で、電通マクロミルインサイトチームはハイチュウをみんなで食べると楽しいという感情や、子供の頃に食べた思い出について表現していました。

各チームでコラージュの表現に違いが出ており、同じも雑誌から作成したにも関わらず、それぞれが全く異なる表現をした結果も大変興味深かったです。

最後に:職業体験を終えて

無事に発表を終えた後、電通マクロミルインサイトの講師から総評を行い、修了証をお渡ししました。

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今回の私たちのCSV活動に参加していただいた生徒さんからは
「どんな商品でもさらによい商品にするためにマーケティング・リサーチは必要なことなんだと感じました」

「初めてコラージュ作成で、どうやったらうまく伝わるのか工夫するという貴重な体験をさせていただきありがとうございました。」

「マーケティング・リサーチの一部を体験することで興味を持ったので、この経験を基に大学選択をはじめ、その先の大学院や就職活動など様々な場面で活かしていきたいと思います。」
という大変うれしい感想をいただきました!

是非、今回の職業体験の経験から将来の仕事の選択肢としてマーケティング・リサーチ業界を目指してもらい、私たちと一緒に働けたら嬉しいですね!

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