考え方を変える
人それぞれ、考え方や物事に対する解釈は異なります。ポジティブな人やネガティブな人、怒りっぽい人や穏やかな人、色々います。
同じ親、同じ家庭に生まれても兄弟姉妹で性格が異なるので、人の性格がどのように形成されていくのかは本当に気になるところではありますが、2021年現在においては、人の性格は遺伝の影響が30〜50%、環境の影響が50〜70%と言われています。
大人になってから自分の考え方を変えるというのは容易なことではありませんが、可能なことだとも以前記載しました。
ただ、実際に考え方を変えられるからと言って、どう変えるとどう良いことがあるのでしょうか。
▼ 幸せになるために考え方を変える
人生をより良くするためには、実は「考え方を変える」ことだと知る必要があります。数々のビジネス書を読むと、「人生を幸せに生きている人と、苦労している人の差は、考え方の差」だということが、共通して記載されています。
大人になってから性格を変えようと思う人はそんなにいないかもしれませんが、なんなら歯列矯正のように意識して変えようと思うことが大事です。
以前も記載したマザーテレサの名言です。
考え方を変えることで、人生が変わるのです。
▼ 考え方とは解釈
考え方を変えるというのは具体的にどういうことかと言うと、「起こった物事の解釈を変える」ということです。
哲学者のニーチェの名言に下記があります。
事実に対して、どのように解釈するかは人それぞれです。「あの人がこうしてくれた」とプラスに解釈するのか、「あいつはこんなことしやがった」とマイナスに解釈するのか。僕は人狼ゲームが好きですが、「人を裏切る/騙すゲーム」と解釈するのか、「人を信じるゲーム」と解釈するのか。
特にその人の人間性が出るのが、ピンチ、逆境、障害、ストレス、など、何かしら嫌だと思うことが起きた時にどう受け取ってどう解釈するかです。「めんどくさい」とか「嫌だな」と思って行動をしないのか、「何かしら意味があるのかな」と思って行動するのか等です。
▼ 考え方を変えるために環境を変える
マザーテレサの名言にあるように、考え方が言葉や行動に現れます。最も顕著な身近な例が「行けたら行く」という言葉でしょう。「行けたら行く」という言葉を使う人はまず行きません。「がんばってね」という言葉も、一見ポジティブですが場面によっては自分には関係無い=他人事感が著しいです。
このような考え方は、意識して変えることも出来ますが、考え方を変えるために最も効果的なのは、普段一緒に居る人や、住む場所を思い切って変えることです。
グロービスの大前研一さんが提唱している通り、人が変わる方法は3つだけです。
人生において、小学校の友達、中学校の友達、高校の友達、大学の友達、会社の友達…と、各場面において友達は増えては減ってということを繰り返してきていると思います。引越し、転職、結婚、出産をすればまた付き合う友達も変わってきます。
それぞれの場面において、大事にしている価値観や考え方や話題が異なるために、考え方が変わっていきます。
考え方を変えるためにも、新たな環境、新たな人達との出会いに飛び出すのも、ひとつ手かもしれません。
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