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#7 休止期間中も悪くなかった

練習がやっと再開されました。休止期間中、スポーツイベントの中止、様々な公式戦が相次いで中止、僕自身葛藤の日々

しかし、久々に集まった子供達の元気な姿、楽しくサッカーをする姿を見て、やはり何ものにも変えられない素晴らしいものであると思い、もやもやが解消されてきました

この休止期間中に、子供達には課題を出してましたが、黙々と愚直に取り組んだ成果が目に見えてあらわれており、試合とそれに向けた練習にとらわれてた時には考えれなかった事が学べました


“足元技術の向上”

課題トレーニングの大きな目的はボールを触る事でした。今回の10項目を取り組んできた子は、自然とボールを見なくても空間把握ができるようになってます

よく、顔を上げろとかプレー中に言われますが、日々ボールを足で触る事により大体の感覚を身につける事ができます。昨日の6年生の試合形式のミニゲームで、それが顕著に現れました


“重要関節可動域”

スポーツをする上で、関節は非常に重要なパーツでありその関節の可動域が如何に重要であるかと言うことを考えた時に、あらゆる動きを身体に覚えさせる必要がありました

関節の動き方には、【屈曲・伸展】【内転・外転】
【内旋・外旋】などがあり、これらの動きはそれぞれ対をなす動きをしています

その中でも今回の課題トレーニングは股関節と膝関節の可動域拡大を目的にしてました。可動域を広げ周辺筋肉を使うことで、体幹のベースが安定し運動能力が飛躍的に向上します


“脳体融合”

ここに意識してトレーニングをした子は6年生ぐらいだったと思いますが、6年生に常に言ってるのが能体融合です

これは、僕が勝手に言ってる造語ですが、自分でイメージした体のパーツにボールを当ててコントロールするということです

おそらく殆どの子は手のひらでボールを上げることは何回でもできますが、その手を裏にするだけでできなくなる子がいます

それが肘、肩、腿、脚先とになるにつれどんどんできなくなってきます。これが、脳体解離(造語ww)です
リフティング等をする時に回数を追う事に意味が無いと考える人もいますが、自分のイメージ通り当ててるから、ずっとコントロールできてるんです

今回の課題トレーニングに関わらず、イメージ通りに体を動かすというのは、ジュニア年代では非常に重要なキーパーソンとなってきます

“筋ポンプ”

脹脛(ふくらはぎ)に関するトレーニングです。これはジョギング、階段登りとかでも鍛えれますが、ボールをコントロールしながら鍛える為に、課題トレーニングに組み込みました

心臓から動脈を通り送り出される血液は液体ですので、下に落ちるのは容易ですが、上へ上がるのがかなり大変です。その時に、脹脛が重要となります

脹脛を鍛える事により、末端から心臓へ効率良く送り出してくれる第二の心臓をしっかり鍛える事により、運動機能向上に繋がります


“骨の発育”

休止期間中により、過度な負担が少なくなった為、体がしっかり成長してる子もいました。その骨成長には日光が非常に大事な栄養素となります。本当はジュニア期には、太陽の下で適度に楽しく動かす事が一番成長には良いのかもとも考えてしまいました

どうしても、補助食品に頼りがちになりますが、添加物や科学物質、人工甘味料を控えた食事と、太陽のもでスポーツをやるこれが、一番の骨の発育と思います



長々と課題トレーニング解説をしてしまいましたが、休止期間で大人が必死になり過ぎて、子供達の本当の成長を逆に阻害してた事を反省する良い休止期間だったと思います
久々の練習で感じた事は、もっと全員の子供達の可能性を伸ばす事に大人が一番考えてやるべきだと思いました
今のジュニア育成はショートスパンになりがちです
大半の子はプロにはなれませんし、プロになる事だけがジュニア育成ではありません。ジュニア育成はもっとロングスパンで捉えて、その子の長い人生の最初の大事なスタートである事をもう一度考えて行くべきだと今回の休止期間中に学びました


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