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心の中にいる〝宇宙人〟と〝妖怪〟が許してくれない。

松岡修造さんの語録には、こんな言葉があります。

「心の中に〝鬼コーチ〟を持て!」

怠けたいとき、逃げたいとき、甘えたいとき、自分を叱って奮い立たせてくれる存在を心の中に育てようということらしいです。

修造さんと鬼コーチが出会ったのは、高校時代。

あまりに練習が厳しくて、テニスをやめたいと思っていたとき、鬼コーチに喝を入れられたおかげで、壁を乗り越え強くなっていったというんです。

「修造、さぼるのか、甘えているんじゃねえ!」
「お前、これが本気か? 上手くなりたいんだろう?」
「自分に負けるな!」

鬼コーチの正体は、もうひとりの自分でした。


僕の心にも、鬼コーチがいます。


でも、正体はもうひとりの僕ではありません。

〝宇宙人〟と〝妖怪〟です笑

〝宇宙人〟と〝妖怪〟は、職場で出会った実在の人物です。

一方は〝戦友〟で、もう一方は〝元上司〟かな?

ストイックすぎていつも寝不足。
顔面蒼白&目元にくまが印象的な、戦友=宇宙人👽

スキンヘッド+ひげ+強烈な目力。
まるで〇✕入道のような風貌の、元上司=妖怪😡

見た目も、年齢も、立場も、性格も、趣味も、全く違うふたりですが、共通していることがあります。それは……、

とにかく、とにかく妥協しないところ。

ふたりには、よく僕の原稿をチェックしてもらいました。

なにが凄いかって、なんとなく書いたナレーション、意図の感じられないナレーション、違和感がありつつも放置したナレーション、こちらが「お願い、通して!」と思う箇所をことごとく指摘してくるんですよ。

「お願い、通してー!」は通じません。

時には「そこは大丈夫だろう」と思っていた箇所も……、

「なんか違う気がする」
「ここ、もっと良くならない?」
「こういう方向もあるよね」

なかなか納得してくれません。たった5秒のナレーションを捻りだすために、何時間、何日かけるんだ?ということもありました。

文章って不正解はあっても、正解はないと思いませんか。だから、もっと良くなるかもしれないと考えだしたら、キリがないわけです。

それでも、考え抜く。自分が納得できるまで。

オレは「納得」したいだけだ

「納得」は全てに優先するぜッ!!
でないとオレは「前」へ進めねえッ!
「どこへ」も! 「未来」への道も!
探す事は出来ねえッ!!

荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』第8巻

怠けたいとき、逃げたいとき、甘えたいとき、心の中にいる彼らを思い出すようにしています。

宇宙人ならどう言うかな。
妖怪なら納得するかな。

それを意識することで、僕は壁を越えることができるんです。


心の中に鬼コーチを持て! より良い仕事をするために。


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