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病気が発覚? 不安に圧し潰されそうだった、長~い1週間。

この1週間、生きた心地がしていませんでした。

実は僕、甲状腺の右側に腫瘍が見つかってしまいまして。今日が悪性か良性かの結果が分かる日だったんです。

話は先週の火曜日に遡ります。

その日、僕は健康診断を受けた病院にいました。

はじめは「橋本病のおそれがあるねー」っていう話だったのですが、血液検査で再び異常が見つかり、超音波を当ててみたら「影が写っている」となって、甲状腺専門の病院を紹介されました。

「安心するために専門家の意見を聞いてみましょう」

医師からはそう言われたのですが、衝撃は極大。

妻が最初にがんを宣告されたときも、比較的かる~く言われたんですよ。でも、そこからたった1年半でこの世を去ってしまった……。

不安が襲ってきました。

もしものとき、子供たちはどうなるのか。

妻が亡くなったことがきっかけで心の病にかかってしまった息子。4年が経って、ようやく野球に打ち込めるようになってきたのに。

まだ中学生の娘は、高校受験に向けて準備をしていかなくてはなりません。

向こうで妻と再会するのも悪くはないけれど、妻の分まで子供たちのことを見守っていかないと。

僕はその足で、紹介された病院へと向かいました。問診のあと、検査を受けて終了。結果は1週間後に出ると言われました。

「結果を見て、緊急性が高いようなら今日中に連絡が行きます」

東京は咲き始めた桜の上から、雨まじりの雪が降っていました。

ひとまず、その日のうちに病院からの連絡はありませんでした。

しかし、のどを触ってみると左右で感触が違うし、なにやら違和感もある。なんなら、痛みも感じるような……。

不安がぬぐい切れません。1日、2日、3日……、たった1週間が、長い。

そんな中、役立ったのが過去の経験でした。

妻が闘病していたとき、僕はある行動をすることで不安を紛らわしていたんです。効果的だったのは、次の3つ。

①気持ちを吐き出して、内に溜め込まない
②なにかに没頭する、楽しむ
③正しい知識を身につける

今回、①をするにはまだ早いと思ったので、②と③を実践しました。

僕の場合、②は主に動画視聴です。続きが気になって仕方ない作品、笑える作品が合っているようです。

③は病気のこと、病院のこと、治療法のことについて調べました。客観的な情報の中からポジティブなものを見つけていく作業です。

迎えた今日。

受付をしてから番号を呼ばれるまで、およそ1時間。僕の心臓があまりに暴れるので、寄りかかっていた壁が揺れていました。

そして、診察室へ。医師からの言葉は……、

「重篤な症状を引き起こす場所ではありません」
「良性だと思われます」

のどの違和感も気のせいではないかとのこと。このまま経過観察をして、半年後に再検査という結論でした。

下半身の力がふっと抜ける感覚。病院を出ると、独り言が漏れました。

「あー、こわかった」

甲状腺の値が正常に戻ったわけでもないので油断はできませんが、今日のところはお祝いしようかな。

それと、書きかけのエンディングノートを完成させないといけませんね。いつ、なにが起こるかわかりませんから。

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